あの日のこと3 ページ7
「長い。」
思い切って、カッコつけて、早く出たものの流石に疲れる。
寒さと疲労感に襲われた足は、ジンジンと痛みもう棒のよう。
「まだかよ、」
右手にはめられた銀の腕時計を見る。
6時13分。
(あと、5分とちょっとか、)
はぁ、とため息をつきながらも顔がほころぶ。
この時計は実は××さんからプレゼントされた物なのだ。
(今日、何プレゼントしてくれるのかな。楽しみ。いやっ、でも、期待しすぎるのも良くないしなぁ。)
どんな物を貰えるのか、色々妄想を重ねる。
それでも××さんは来ない。
「ちょっと、遅過ぎじゃない?」
腕時計を見ながら不安そうに言う。
現在の時刻は、7時20分ちょうど。
いくら何でも、××さんがこんなに遅かったことはない。
何となく、嫌な予感がした。
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実那月 潤 - 本名ミナの私が通りますよ。面白かった。 (2017年10月19日 21時) (レス) id: b323bfe99e (このIDを非表示/違反報告)
月読命 - おもしろいです! (2017年10月15日 15時) (レス) id: 3990fcd378 (このIDを非表示/違反報告)
やくも - 工夫があって面白かったです。グッチョブです! (2017年8月21日 16時) (レス) id: 9bd3349ccd (このIDを非表示/違反報告)
みな - ヤッホーみなだよ (2017年8月12日 21時) (レス) id: 66dfbfd147 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2017年8月9日 8時) (レス) id: 66dfbfd147 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みる | 作成日時:2017年7月8日 6時