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ありえないの連続 ページ12

「ちょっ、待っ、て、えっ?」

「はい。いくらでも、お待ち致します。」

「あっ、いや、そういうわけじゃなくて、」

アタフタオロオロしている僕とソレに微笑みかけるリターと名乗る美少年。
この雰囲気ヤダ。
あ〜、この世界から早く抜け出したい。
これ以上黙っていたら、死んでしまう。

「あ、のさ。これは現実、それともまだ夢の途中?」

「まだ、現実逃避をしたいのですか?まぁ、お気持ち分かります。でも、これは現実。受け止めるしかないのですよ。」

なんか、慰められた。んで、同情された。
(僕が言いたいことはそういう事じゃなくて)頭の中でツッコミを入れる。



・・・。

(何か、話してくれないのかリターよ。)
何か言わないと、奴は喋ってくれない。
でも、何て言うんだ?
丁寧に喋っても、同じことの繰り返しだし。

頭を悩ませていると、頭上から視線を感じる。
顔を上げると、あの美少年が微笑んでいる。
もう流石に気持ち悪い。
(何笑ってんだ。元はと言えばお前がっ、)

「チッ。」

「お前は微笑む事しか出来ないロボットか!
ここがどこで、僕はこれからどうなるのか、お前は誰なのかを、もっと詳しく教えろ!」

はぁ、はぁ、はぁ、
一気に言い過ぎて息が切れる。
リターは、黙ってこっちを見ている。
あ、ヤバかったか、

「ふっふふふっ。」

「はぁ、貴方は本当に面白いですね。何だか可愛い。驚いたり、慌てたり、怒ったり。飼ってみたいくらいだ。」

ぞわっ。

「んなっ!」

「何ていう顔しているのですか、勿論冗談ですよ。」

そっか、良かった。
っていうか、そうでなくては困る‼

「分かりましたよ。教えて差し上げましょう。
幽霊と化した貴方が辿る運命を。」

少女登場→←人間が言う あの世 です。



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設定タグ:幽霊 , 恋愛 , クリスマス   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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実那月 潤 - 本名ミナの私が通りますよ。面白かった。 (2017年10月19日 21時) (レス) id: b323bfe99e (このIDを非表示/違反報告)
月読命 - おもしろいです! (2017年10月15日 15時) (レス) id: 3990fcd378 (このIDを非表示/違反報告)
やくも - 工夫があって面白かったです。グッチョブです! (2017年8月21日 16時) (レス) id: 9bd3349ccd (このIDを非表示/違反報告)
みな - ヤッホーみなだよ (2017年8月12日 21時) (レス) id: 66dfbfd147 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2017年8月9日 8時) (レス) id: 66dfbfd147 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みる | 作成日時:2017年7月8日 6時

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