EP55 ページ6
そんなある日
黒「おはようございます」
黒子母「おはよう…テツヤ
…Aちゃんが学校行きたくない…って」
黒「え…」
黒子母「起こしに行ったら行かないの一点張りで
朝食も…取りたくないみたいで…」
心配になりAの部屋まで走りました
トントン
黒「A」
鍵がかかってるらしく開きません
呼びかけにも反応がなく心配が大きくなります
黒「A!」
貴「…なに?」
小さな声でしたが返事をしてくれました
黒「母さんから聞きました
学校に行きたくないと
どうしたんですか?何かあったんで…」
貴「テツ君には関係ない
…単に行きたくないから…それだけ」
拒絶…こんな露骨な拒絶は初めてです
ボクじゃダメなんですか?
無言でその場から立ち去り朝食も食べないまま
学校へ向かいました
この間まで2人で勉強したり笑い合っていたのに
キミに何があったんですか?
ふとストバスコートが目に入りました
忘れ物でしょうか?バスケットボールが転がっています
触りたくなり勝手に手に取りました
前はパスばかりでドリブルやシュートは
練習などしてこなかった
…最近はパスすらしない事が多く
走ってばかりでした
ドリブルしながらシュートを放つ
ガンッ
久しぶりのせいか元々シュートが下手なせいか
分かりませんが…今は入って欲しかったです
?「オイ。それオレんのだけど」
振り向くと体の大きな男の子が立っていました
黒「すみません」
勝手にボールが使われていたら嫌な気分ですよね
すぐに返しました
無言で受け取った彼はボクには興味がなく
またシュートを1人打ち続けました
荷物を持ってボクは遅刻ギリギリに登校しました
〜〜〜
赤「テツヤ」
黒「!!…何ですか赤司君」
赤「Aが登校しない理由を知っているか?」
黒「…いえ」
赤「そうか」
それだけ聞いてカレは練習に戻ろうとしたので
黒「あの!…赤司君は…知ってるんですか?
…理由を」
赤「ああ
事故の傷が痛むようで登校出来ないそうだ
同じ家に住んでいてそんな事も知らなかったのか?」
…ショックでした
傷が痛む事を教えてくれないキミ
カレには理由を話してるキミ
…ボクには何も言わないキミ
何かが…音を出して壊れました
その日からボクは…Aに関わるのをやめました
ボクが居なくてもカレが居る
カレに代わって最初は戸惑ってたキミも
やはり彼とカレが同じだと認めてしまったんですね
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あーちゃん - すごく面白かったです!頑張ってください (11月23日 7時) (レス) @page14 id: 332a7826dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 続き気になります (4月24日 21時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mipon | 作成日時:2022年6月20日 22時