EP53 ページ4
…これから隣にAが居るんですね//
変に意識しちゃいますね//
深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう
…ハァ。この写真を渡しに行きましょう
ノックをすると返事がありました
ベットで寛ぐAを見て模様替えして良かった
と改めて思いました
ボクからの退院祝いです
正直手に入れるのは苦労しました
だからこそ贈り物に相応しいです
伏せたまま写真立てを渡しました
貴「!!…コレ…征…君?」
はい。彼です
全中が始まる前に隠し撮りしたらしいです
キミはじーっと写真を眺めてポタポタと涙を流しました
涙一つ一つが真珠のように綺麗です
桃井さんには直接お礼を言いましょう
来週から登校予定ですよね
勉強ですか?
国語なら教えられますよニコ
キミが少しずつ立ち直れるように支えていく
そう決めてました
登校初日までは…
入院で体力低下が心配してましたが
Aは普段通り歩けました
戸籍上は黒子でも帝光の間は旧姓を
名乗る事を望んだAなので
担任に相談しに職員室へ寄りました
了承を得てどこかホッとしているようです
同じクラスじゃない事がこんなにも不安になったのは
今回が初めてでした
唯一紫原君や黄瀬君と一緒なのが救いですね
そんなボクの気持ちは昼食後に駆けつけた
桃井さんから話を聞いて一瞬で消えました
桃「2人が去ってから空気が…変わっちゃって
青峰君も不貞腐れ度増しちゃって…
テツ君…A大丈夫なのかな?」
黒「…分かりません
けど…困ったらボクには言ってくれると思います」
桃「そうだといいんだけど…
A…萎縮しちゃってたから」
黒「……」
不安の波が押し寄せてくるのを見て見ぬふりをしました
練習にはやはり紫原君や青峰君の姿はなく
黄瀬君までもがモデルの仕事があるからと
練習を休んでいました
赤司君は「そうか」と一言発して
普段の練習が始まりました
3人が居なくても変わらない普段の練習が
赤「テツヤ」
黒「!!お疲れ様です赤司君」
赤「Aから聞くと思うが僕からも伝えておく
明日から登校は1人で行ってくれ」
黒「え…それは…つまり」
赤「Aは僕と登校する
そろそろ幼馴染離れもするべきだからね」
黒「幼馴染離れ…」
赤「彼女も快く了承してくれたよニコ」
黒「そう…ですか」
赤「話は以上だ」
ボクはその場に取り残されました
44人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あーちゃん - すごく面白かったです!頑張ってください (11月23日 7時) (レス) @page14 id: 332a7826dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 続き気になります (4月24日 21時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mipon | 作成日時:2022年6月20日 22時