深紅の君に…10

EP267 ページ18

その足で誠凛に向かうと大きな垂れ幕が飾られていた

【男子バスケ部WC優勝！】

貴「お疲れ様です」

日「よぉ。黒子は一緒じゃねーのか？」

貴「今日は別々です

TV出演緊張しますね笑」

日「ホントだよ…マジ何話せばいいんだよ」

木「インタビューは日向に任せるからな

ばぁちゃんじいちゃん楽しみにしてるんだぜ」

伊「まさかTVオファーが来るなんてな汗」

小金「ねぇねぇ！あの番組の女子アナ可愛いよね♡楽しみ♡」

リ「肌のお手入れしっかりやるんだったぁ泣

パパに言われてたのにサボってたのよね泣」

降「お、俺もTVに出なきゃ…だ、だめ？」

河「当たり前だろ！赤司と対峙したんだぜ！」

福「インタビュー間違いねぇな！」

みんな緊張もしてるけど楽しみのようだ

火「うーす」

黒「お疲れ様です」

日「お！主役の登場じゃねーか！

メインインタビューはオマエらに任せるぞ」

火「は？interview？

なんて応えりゃいいんスか？」

伊「所々の英語腹立つな汗

応えくらい自分で考えとけ」

黒「ボクは…写して貰えるんでしょうか？」

全「……汗」

貴「ボール持とうか」

黒「はい汗」

リ「あーもうー！行くわよ！

誠凛バスケ部TVデビューよ！」

TVの出演は思ったよりもみんなリラックスに応えられた

最後は出演者達と記念写真を撮った

アナ「あのさっき日向キャプテンが話してた

黒子さんの絵を見せていただけませんか？」

貴「あー…簡単に描いたやつですが…」

アナ「ありがとうございますニコ

…うわー…短時間でコレを描けるなんて

さすがですね

私貴方のファンなんですニコ

展示会も行かせて貰いました

事故は…本当にお辛かったですね

活動は再開しないんですか？」

貴「検討中です

また展示会が出来たらぜひよろしくお願いします」

アナ「もちろんニコ

素敵な絵をありがとうございました

TVでは…使えないですよね？」

貴「申し訳ありません」

アナ「いいんですよニコ」

ファンの方と久しぶりに会った

こんな風に言われると…また絵筆を取りたくなる

みんなでの記念写真を…描いてみようかな

描ける気がする

カレの冷たい目が…征君の優しい目に入れ替わる

〜帰り道〜

火「オレに質問多くなかったか？」

黒「仕方ないですよエースですから」

火「あんな応えで良かったのか？

interviewなんかこりごりだぜ」

黒「発音はいいんですけどね

ボクにも質問があって嬉しかったです//」

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