深紅の君に…

EP19 ページ21

ビィー！！

試合が…終わった

貴「…勝っ…た」

火「うぉっしゃー！！」

全「わー勝ったー！！」

初勝利だ！！

貴「あ！テツ君は！」

コートに居るテツ君を見ると

黒「ニコ」

優しく微笑んでくれた

良かった…倒れてない

ざわざわ

周りが騒がしい

黄瀬君が…目を擦ってる

もしかして…泣いてる？

何でも模倣して出来てきた彼が…

初めて負けた試合…

他人にとっては【たかが】だが

彼にとってはとても大きな…

笠「このボケッ！」

ゲシ！！

笠「メソメソしてんじゃねぇよ！

つーか今まで負けた事がねぇって方がなめてんだよシバくぞ！

そのスカスカの辞書にちゃんと【リベンジ】って単語追加しとけ！」

いいキャプテンだあの人

貴「あの頃みたくなるといいな」

バスケを練習を楽しんでたあの頃に…

最後に挨拶を交わし私達は海常を出た

海常部員「おい黄瀬は？」

黄瀬君…

ポン

海常の方を見てるとテツ君に肩を叩かれた

黒「彼ならきっと大丈夫です

それにまた会えますよ」

貴「そう…だね」

黄瀬君に会ってもなんと声をかけていいか正直分からない

また近いうちに会える

インターハイで…

リ「まずはみんなで病院ね！」

降「そうだ黒子！平気なのか？！」

黒「少し痛みますが大丈夫だと思います」

日「それを確認しに行くんだよボケ」

カントクとテツ君と病室へ入る

医師「検査の結果異常ないね

まぁ今夜は安静にして」

リ・黒「ありがとうございました」

ギュッ！！

貴「良かったねテツ君泣！

ホント…何もなくて…」

黒「A…胸が…//」

リ「こらっ！安静にって言われたばっかりでしょ！

(この子達兄妹なのに抱きつく程仲が良いの！？)」

みんなに異常ない事を伝えると

ホッとしてくれて改めて勝利を喜んだ

伊「帰りどっかで食べてこうぜ」

日「あー何にする？」

小金「安いもんで！俺金ねぇ！」

火「オレも」

黒・貴「ボクも/私も」

リ「ちょい待ち

今全員の所持金交通費抜いていくら？」

カントクの手の中には…21円

うん…これじゃ何も食べていけない汗

みんなため息を吐きながら歩き出した

その時

リ「！！大丈夫！むしろガッツリいこうか肉！」

？？

貴「ステーキ屋？」

リ「さあ入るわよ」

貴「あの…私外で待ってます

今お肉の匂いとかちょっと…」

黒「それならボクも…」

貴「テツ君はしっかり栄養取って肉食べて！

そうすれば今夜はレバニラ食べなくて済むよボソ」

黒「まぁ…そうかもですけど…」

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