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『お二人は私の正体をご存知なのですね?^^』

わかりやすく肩を上下させるお二方。
顔は青く、「いやっ、えと、その…」と必死に説明しようとしてくれている。

『あぁ、私は職業柄、名が知られている方が良いので、それは全く気にしていません。__ただ、一国一軍の幹部であるお二人が、ただの情報屋の私を試そうと思った理由が知りたくて…』

ゾムロボ「そういうことか!」

焦りや戸惑いの顔から一転。納得したような、安心したような顔になった。

『(わかりやす…)』

ロボ「そんじゃあ改めましてって感じやけど、あんた、【情報屋 ネーロ・イルッターナ】で間違いないか?」

『はい。そうです』

ゾム「うちの総統があんたに会いたいらしいんや。これから総統室向かうから、付いてきてや」

ロボ「急に会いたい!言い出してな。この作戦考えたんもあの人なんよ」

『なるほど。私をこの国に呼ぶためにわざわざ使いを寄越すなんて、手が込んでますもんね』

俺は笑いながら言った。お二人には口元が見えてるかも怪しいが、声色でわかったようだ。

ロボ「…それもバレとったんやな」

ゾム「あんたホンマにただの情報屋なん?」

『なんでも扱う情報屋ですよ。ただの』

ロボ「いやもうここまで来たら暗殺者やで?」

ロボロ殿が丁寧につっこむ。…まあ、その位の観察眼がなきゃ万事屋なんてやってませんし_

ゾム「さ、着いたで」

その部屋の扉には【総統室】の文字がでかでかとプレートに刻んであり、妙な圧があった。

『(…ここに、我々国総統グルッペン・フューラーが__)』

自然とこぼれた笑みの理由もわからぬまま、気づけば開いていた扉に向かって歩いていく。

「君が、情報屋 ネーロ・イルッターナか?」

その体より一回り大きい椅子に腰掛け、組んだ手の甲に顎を置き、真っ直ぐに俺を見てそう言った。

想像より低いバリトンボイスに、総統の圧。




__人に会っただけで、その声を聞いただけで身の毛が立ったのは、その時が初めてだった。

*********************
いつの間にかお気に入り登録が69人に!?
有難いです!ありがとうございます‪ㅠ_ㅠ‬
hit数も「あ、1500いったー」と思ったらもう2000近く!?
あの、ここだけの話……(この小説ストックが無いんです--;)
その場で書いて更新してるスタイルなんです。
なので作者の気分で更新ペース変わります←
それでも宜しければご贔屓にして頂けると嬉しいです(ᐙ)

8→←6



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LIFE(プロフ) - 遥さん» ………あー(やっと気づいた)成程です。ご指摘ありがとうございます! (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - LIFEさん» 二次創作であるため、ご本人様の目につかないようにするためです。 (2019年7月23日 1時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 遥さん» 検索避け……ですか?えと……Blと間違われないようにする為にですか? (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 検索避けした方がいいですよ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 弱々しい勇者さん» わわわ……ありがとうございます!「こうしたい!」というのはあるのですが、中々どうして自分の脳みそが追いつかなくてですね--; 頑張って……2日に1回は更新したいですな← (2019年7月21日 16時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:LIFE | 作成日時:2019年5月29日 22時

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