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＊夢主視点＊
暗い……水の中にいるみたいだ……
フワフワして、息苦しくて、、けど、何処か心地良い……
「………＿＿＿…」
誰…？
俺を呼ぶ声が聞こえる…
綺麗な……声……
「……＿A……」
…お母様………？
「A！」
『！……おかあ……さま？』
母親「A！良かった…目を覚まして…」
これは…夢……？
『お母様……俺……』
母親「心配したのよ！ずっと熱が引かなくて…」
あぁそうだ……思い出した。
これは、俺が初めて自分の“力”のことを知った日の記憶だ。
『…俺、鳥と話してたんだ』
俺には友と呼べる人が居なかった。
だから、動物に語りかけるようになって、、その日、初めて動物の声を聞いたんだ。
母親「鳥……と？」
『うん。鳥がなんて言ってるのかわかったんだ。ずっと話してた……初めて、お母様以外と話せて…すごく楽しかったんだ…！
でも、そしたら頭が痛くなって……それで……』
この時、俺は9つだった。俺の世界の人間は、お母様とその客くらいだった。
“常識”という言葉も知らない、知っているけれど意味はわからない、そんな時に“力”を使えるようになった。
母親「！…そう……それは、素敵な力ね」
お母様は、驚きと後悔の混じった顔をした。けどすぐに、その顔は明るくなった。
母親「その力はね、貴方のお父様の力なのよ」
優しい声で、お母様は言った。
『…お父様の？』
母親「ええ。それは、お父様の一族に受け継がれている力なの。お父様のお父様も、そのまたお父様も……
貴方と同じ力を持った人が、貴方の家を継いでいるのよ」
当時の俺には難しすぎて、理解は出来なかった。だから、お母様が苦しそうな顔をしている理由を、けど、声は優しい理由を、まだ、この頃の俺はわからなかった。
『…ねぇ、お母様』
どうせ夢ならと、お母様に聞いた。
『お母様は、お父様のこと、、好き？』
ずっと疑問だった。お母様はいつも、“あの人のことを愛している”と言っていた。
けれど、それはまだ幼い俺を悲しませないようにする為なんじゃないか。
父親を、、父親譲りの力を疎ましいと思わないようにする為なんじゃないか。
だから、今、ここで……
母親「ええ。好きよ。大好きよ。今でもずっと愛してる」
お母様の顔は、ひどく穏やかで儚げで、とても美しく、正に聖母のようだった。
母親「ごめんね。私が貧しいばっかりに……ごめんね…A……
貴方は、私の一生の宝よ」
なんて…優しい人なのだろう…
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LIFE(プロフ) - 遥さん» ………あー(やっと気づいた)成程です。ご指摘ありがとうございます！ (2019年7月23日 1時) (
レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - LIFEさん» 二次創作であるため、ご本人様の目につかないようにするためです。 (2019年7月23日 1時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 遥さん» 検索避け……ですか？えと……Blと間違われないようにする為にですか？ (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 検索避けした方がいいですよ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 弱々しい勇者さん» わわわ……ありがとうございます！「こうしたい！」というのはあるのですが、中々どうして自分の脳みそが追いつかなくてですね--; 頑張って……2日に1回は更新したいですな← (2019年7月21日 16時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIFE | 作成日時：2019年5月29日 22時
