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ノー「ｷﾞﾘｯ)…そう…………そうなのね………
本当、なんでこんな男に私が頭を下げなきゃなんないのよ。
兄上は何を考えているのかしら。こんな、政治に何も興味を持たないガキを国王代理に任命するなんて…」
やっと本性を出したか…
こんなの、一体どっちがペテン師なんだか…
ノー「店を構えてるって言っても、何よこの汚い店。埃とカビの匂いしかしないじゃない。
しかも店は万事屋で、偽名使って情報屋？恥じるような職しかしてないじゃない。
ま、娼婦なんて下卑た職に就いていた母親に育てられれば当然ね」
…………………は？
『(…この女……ｯ!!)』
その言葉を聞いた瞬間、俺はその女の胸ぐらを掴んだ。
ノー「キャ……！な、何すん……
[『今なんて言った？』](ｿﾞｯ…！」
自分でも驚くくらい低い、地を這うような声が出た。
『今、お母様のことを愚弄したな？』
ノー「な……何よ！私は事実を言ってるだけ…」
『お母様は誇り高くて気高い女性だ！
自分のことは二の次で、いつも人のことばかり考えていた…！
毎日毎日、俺が満足に食べられるほどのお金は用意出来ないハズなのに、自分が食べる分の食事まで俺に与えて、そこまでして、俺を育ててくれた！なのに休む間もなく働いて……！
お前に…………
城で豪遊してお高くとまってるだけのお前に！
お母様の苦労が計り知れるもんか!!
愛した人をこれ以上苦しめないようにと、ひっそりと城を去ったお母様の気持ちが、お前みたいな女に分かるか!!?』
ｯ…俺を……俺を育てて守ってくれた……ｯ…お母様の事を……！
『お前に……お母様の何がわかるんだ！』
俺は叫んだ。今までの辛い記憶、その全てを詰め込んで。
すると、心臓が大きく鼓動した。
『(ｯ!?…クソッ…つくづく最低な日だな…！今日は…)』
ノー「なｯ…(ｶｧ…!)何よ！一市民の分際で王族に楯突こうと言うの!?王族の権限で、あなたを死刑にすることだって簡単なのよ?!」
『…なんだ……。王族のクセにその程度の言葉しか返せないのか？
一般教養すらままならないとは…随分な箱入り娘だな…！』
ノー「ｶｯ!)なんですって!!!?」
俺の左頬目掛けて飛んできたのはノーラの平手。
バシッ！)
乾いた音が鳴る。左頬は多分赤くなってるだろう。けどそれよりも平手打ちされた瞬間にボヤけた視界の方が、俺に危機感を憶えさせた。
…あんな女より、こんな体の自分の方が………
嫌いだ
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LIFE(プロフ) - 遥さん» ………あー(やっと気づいた)成程です。ご指摘ありがとうございます！ (2019年7月23日 1時) (
レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - LIFEさん» 二次創作であるため、ご本人様の目につかないようにするためです。 (2019年7月23日 1時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 遥さん» 検索避け……ですか？えと……Blと間違われないようにする為にですか？ (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 検索避けした方がいいですよ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 弱々しい勇者さん» わわわ……ありがとうございます！「こうしたい！」というのはあるのですが、中々どうして自分の脳みそが追いつかなくてですね--; 頑張って……2日に1回は更新したいですな← (2019年7月21日 16時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIFE | 作成日時：2019年5月29日 22時
