俺の彼女が可愛すぎる件について。【skt】

Love…5　介護 ページ5

you side


「はいAあーん」


あーん、と言いながらスプーンをこっちに向けてくる。


『いやあの私、別に病人じゃないから』

「まあまあそう言わずに！はいあーん」


今日のお昼はカレーらしい。
しょうがない、優くんのあーんに付き合おう。


こっちに向けてくるスプーンに向けて口を開いたら口の中にカレーを入れられた

『……ん、……………おいひい(おいしい)』

「うわぁぁぁもう、A可愛い！！今日はご飯からお風呂まで全部お世話するわ！！」

『お風呂は大丈夫。』


料理苦手な優くんが作ったカレー、結構おいしい。好きだな、この味。優しい味。


『優くん、料理上手くなったね〜！』

「ほんまに？！やった〜！！」


ニコニコしてる優くん可愛いな。
まんまるおめめが可愛い。


「もっと食べて！はいあーん！！」

『ん、………美味しい〜！』

「え、ほんまに嬉しい！！A大好き！！」


***

坂田 side

『ごちそうさまー！優くんのカレーめっちゃ好きになった！また作ってね』


美味しそうに食べてくれてこっちも幸せ。とにかくご飯食べてる時の顔が可愛い。

「おう！いつでも作るからな〜」





…………そういえば。
Aの首もとに手を伸ばした。

「跡、残ってる」

昨日いっぱいつけた赤い花。
服着ても見える。

『やっぱり残ってるよね…外出たら見られちゃう、』

そう、恥ずかしそうに言う。
でも俺は全然「どうしよう」という感情はなかった。
だって嬉しいやん。


「この方がいいと思うねんけどなぁ、」


鎖骨や首筋の跡をなぞった。
あんだけしっかりつけたんだ、そりゃ残るだろう


「俺のものってみせびらかせるし、変な男どもは寄ってこないよ。」

『…ふーん、そっかあ〜。』


多分言ってる意味理解してないなこれ。可愛いけれども。


Aに近づいてそっと触れるだけのキスを落とした。

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