婚約者VS父親 ｜【赤・黄】

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赤ｓｉｄｅ



今まで彼女みたいな女性とは出会ったことがない。

挨拶するだけなのに、わざわざめちゃくちゃ高いプリンをくれた。




プリンの話をした後、少しだけ間があった。

彼女は俺のことを見て、なんか「残念」って言ってそうな顔をしとった。




思わず部屋に戻ろうとした彼女を引き止めた。

このまま、変な印象残して別れたない。



せやから、訊いてしまった。





「も、もしよかったならですよ？よかったら、、、晩御飯、一緒に食べませんか？」





初対面の人と絶対食事なんかしたないやろうと思って、誘った後すぐに後悔した。

なんでもうちょっとクールにできひんかったん？

もっと悪い印象残るやん。




でももっと一緒におりたい。

もっとちゃんとした理由を探さんとと思い、たどり着いたのは手にあるプリン。





「それが無理やったら、、えー、、ぷ、プリン！俺二つもよう食べれへんから、一緒に食べません？」







頼む。

多分１００％無理やけど、お願い。






『…いいですよ。今日、カレーを作ろうと思ってたんですよ。だから、よかったらうちで食べません？』






え？





断れるのを待っとったのに、






オッケー、、、もらった。






｀







｀




中間Aさん



料理がうまくって、

礼儀正しくって、

笑顔がめちゃめちゃ可愛い人。




同じく水族館が好きだと知った時は、



俺はもう、これから二度とこんな素敵な人と出会うことはない。




そう確信した。

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