記者会見。 ページ29
私と千代は
ホテルの部屋で
ＴＶで記者会見を見る。
２人が登場すると
凄い量のフラッシュが焚かれ、
まるで彼等が事件を起こして
謝罪会見をするかの様だった。
時松「それでは本日のトラブルついての
記者会見を始めさせて頂きます。
なお、この件以外の質問にはお答えできません」
ユノ「本日はお忙しい中、お集まり頂き・・・」
ユノとチャンミンからの
今回の件についての説明が終わり
記者からの質疑応答が始まった。
記者「今回の様な事は以前にもありましたか？」
チャンミン「個人が名指しでと言うのは初めてです」
記者「では、それ以外には
同様のトラブルがあったと？」
ユノ「はい。
一部の過激なファンからの僕達の周囲の人達への
トラブルはありました」
記者「例えばどんなトラブルが？」
チャンミン「それは今回の事とは関係ないので」
記者「被害に遭われた女性とは
お会いになりましたか？」
ユノ「先ほどお会いしました。」
記者「被害者の方とはどんなお話しを？」
ユノ「謝罪と今後のケアについて話しました」
記者「お相手はどんな様子でしたか？」
チャンミン「とても優しい方で、
僕達に謝罪に対して貴方達が悪いわけではないと
仰ってくれました」
２人は淡々と質問に答える。
一通り質問が終わった頃、
ゴシップ記事で有名な記者が
「今回の被害者の方がお２人と
親しい間柄だと言う噂も出ていますが
どうなんですか？」
ユノ「被害者の方の迷惑になるので
コメントは控えさせていただきます」
記者「否定されないと言う事は親しいと・・・」
時松「以上をもちまして
記者会見を終了させて頂きます。」
無事に？記者会見も終わり、
ユノ達が部屋に戻って来た。
千代「お疲れ様」
「本当にごめんね」
チャンミン「Aが謝る事じゃないですよ」
ユノ「そうだよ俺達が謝る事だよ」
時松「ユノはまだ大事な仕事が待ってるけどな(笑」
ユノ「時松さんやめてくださいよ！
俺、凄く緊張してるんだから！」
千代「Aの実家行くんだよね？」
「うん。」
チャンミン「ヒョン、緊張しますよ？
俺も千代の実家に初めて行った時は
心臓が口から飛び出るかと思いました」
千代「そうだったの？」
チャンミン「そうですよ〜！
ご両親に反対されたらってドキドキでしたよ〜」
ユノ「チャンミン、
これ以上俺を追い込まないで・・・」
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年6月25日 22時
