発言撤回。 （YN ページ13
「チャンミン、実はさっき
Aに酷い事言っちゃってさ・・・」
「何を言ったんですか？」
事の顛末をチャンミンに話す。
「馬鹿ですね！
今すぐその言葉撤回してこい！」と
チャンミンはお怒りだ。
「俺だって撤回したいよ！」
するとチャンミンが時計を見て
「もう、彼女も寝てるでしょうから
明日ちゃんと撤回するんですよ！」とため息をつく。
「許してもらえるかな・・・」
「大丈夫です。
ヒョンが馬鹿な事くらい
Aが一番分かってますから」
「さっきから馬鹿バカって！」
「あぁ！？バカに馬鹿って言って
何がいけないですか？お？」
年下とは思ない迫力だ。
＝翌日＝
遅くまでチャンミンと２人で呑んでしまったので
目が覚めたのは７時少し前。
もう、Aが出掛ける時間だ！
チャンミンを起こして彼女達の家へ向かうと
Aは出掛ける所だった。
「いってらっしゃい」とチャンミン。
「おはよう。」と俺。
「２人ともおはよう！行ってきます♪」と
明るく振る舞うA。
俺が昨日の事を謝ろうと
「Aあのさ・・・」と声を掛けると
「じゃぁ、いってきまーす！」とAは
俺を避けるように足早に出掛けて行った。
「避けられてますね」とチャンミン。
朝食を取りながらチャンミンが
千代に昨日の俺達の事を話すと
「バカ。」と千代からはその一言だけだった。
移動の車の中でスマホを手にいつもの朝の
メッセージをAに送ろうとするけど
結局、どう書いたらいいか分からず、
移動中にLINEもメールも送れなかった。
仕事の休憩中、
スマホを確認するとAからメールが来ていて、
「突然ごめんね、
色々考えた結果、
今日保育園に退職願いを出したよ。
今後は保育士試験が終わるまで就職はしないで
勉強に専念するつもりです。
迷惑をかけるけど
よろしくお願いします。」と書かれていた。
仕事を終え彼女達の家へ帰り
食事中に俺はAに
「A、
あとで話があるから俺の部屋来て。」と伝えると
「うん、わかった」と彼女は返事をした。
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年6月25日 22時
