Chocolate addiction 07 (ページ10)

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コウさんと志摩さん　(CM ページ10

開演時間まであと１時間。

ライブが始まれば俺が直接交渉は出来なくなる。

刑事「私達は一度署に戻ります。
改めて他の者が東方神起のお２人の
ご友人を装ってこちらに伺います。
何か動きがあればすぐにご連絡ください」

時松「分かりました」

刑事「身代金の準備の方は
ご用意いただけるのでしたら
私どもから銀行に不正な出金ではない旨の
連絡致と同行を致しますがどうしますか？」

「用意するのでお願いします」

刑事「分かりました。
ではご利用になる銀行と支店名を・・・」

YN「チャンミン、お前の銀行どこ？」

「〇〇銀行です」

YN「それだと別々だな・・・
刑事さん俺の口座から俺達２人分の
身代金を出します。」

「いいえ！俺が出します！」

YN「こういう時はリーダーで
年長者である俺だろ？」

「いいえ、川原さんは俺の彼女、
いいえ！婚約者ですから俺が全額出します」

刑事「え？婚約者なんですか？
そのお話聞いておりませんが・・・」

時松「いやいや、婚約者というか
川原さんは彼の交際相手でして
結婚も考えていると言う意味でして！」

YN「すみません、
こういう職業なもので
あまり交際を公に出来ないもので」

刑事「そうですよね。
分かりました。
身代金の事は決まり次第ご連絡ください。
では。」

警察が帰っていき
控え室には俺とヒョンと時松さん。

「マシュは大丈夫でしょうか・・・」

YN「チャンミン、何度も言うけど
今俺達に出来るのは
ライブをいつも通りに終える事だよ」

「では私も刑事さんたちのパスを
作成していきます」と時松さんが席を立つ。

それと同時に
控え室の扉がノックもなしに開けられた。

扉に向かって
「ノックくらいしろ！」と時松さんが怒る。

すると「ナオ、わりぃ、
でも急ぎだったもんでな」と
志摩さんの腕をがっちりと掴んだコウさんがいた。

口調がいつもと違うし
仕草もいつとは違い男性そのもだ。
そんなコウさんを見て
「コウどうした？」とヒョンも驚いている。

すると
「こいつ本当にどうしょもねぇな。
今俺がメイク室へ行ったら
そこで犯人に堂々と連絡してたんだよ」

「え？犯人っ！」

俺達はコウさんに捕まっている
志摩さんを見た。