導き出された事。 ページ15
リビングへ行くと
「いらっしゃーい♪」とユノは
これから大事な話しがある様には
思えない笑顔でソファーへ座っていた。
私が「チャンミンは？」と聞くと
「今、夕飯を温めてます。
マシュも食べますよね！」とエプロン姿の
チャンミンがキッチンからひょっこりと顔を出す。
「あ、うん」と思わず返事をすると
「出来るまでもう少し掛かるから
それまで今日来てもらった理由を話すね」と
ユノは私が今日呼ばれた理由を話しだした。
YN「昨日も会議で話したけど
Aの事を見たって証言した
３人が怪しいって言ってたでしょ？」
「うん、物販担当だっけ？」
YN「そう、それでね
チャンミンと今日その人達がどんな人だったか
思い出してたんだけどさ」
「スタッフ全員の事覚えてるの？！」
「ツアーで同行するスタッフは
各会場限定のスタッフさんでなければ
顔と名前はほぼ覚えますよ。
現地スタッフでも何回もお世話になってる
スタッフも顔は分かりますね」と
温め終わった夕食をもってチャンミンもやってきた。
場所をダイニングテーブルに移し
少々行儀は悪いけど食事をしながら話を続ける。
「で、思い出したら？」
YN「現地スタッフだったし、
今回が参加は初めてだったみたいで
どんな人か思い出せなかった。」
CM「で、ですね
そこから導き出された事があるんです」
「なに？」
CM「そんなスタッフがバックヤードに
自由に出入り出来る訳がないんです。」
「つまり？」
YN「彼女達こそ勝手に入って来てた可能性があるんだ」
「え？」
CM「ここからの話は少々複雑ですから
食事を済ませてからにしましょう」
食事を済ませてお礼に私は洗い物をして
再びソファーに３人で座る。
CM「さて、続きですが
まずマシュの事を証言した３人について説明しますね。
昨日の話を聞いていれば分かると思いますが
物販を担当している女性３人で
その３人は今回の会場だけの限定的なスタッフでした。」
「さっきも言ってたけど
その人達はバックヤードには入れないの？」
YN「うん、
スタッフのパスはね数種類あってね
簡単に説明すると会場内で入れる場所が
種類によって違ってくるんだ。」
CM「で、今回の会場のみの物販スタッフであれば
バックヤードに入れるパスは持ってないはずなんです。
もちろん入れる権限があるパスを所持している人と
なんらかの理由で同行で入った可能性もありますが」
なんだか話しが複雑になってきた・・・
私は話を纏めるためメモを取り出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kawaetsu(プロフ) - せいさん» 犯人は・・・続編も更新しました！よかったらご覧ください！ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 1f17291763 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - 千衣さん» 楽しい展開ですが肝心のチャンミンと主人公の恋バナどこかにいってしまいました（笑 (2019年11月10日 16時) (レス) id: 1f17291763 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - ひよさん» わぁー感想ありがとうございます。書く励みになります♪ (2019年11月10日 16時) (レス) id: 1f17291763 (このIDを非表示/違反報告)
せい(プロフ) - いよいよ犯人が解りますね！更新が待ち遠しいです〜 (2019年11月10日 6時) (レス) id: 88e5882e0c (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 楽しい展開になって来ましたね！続きが楽しみです♪ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年10月6日 19時
