証言。 ページ49
翌日目を覚まし、
リビングへ行くとユノとチャンミン、
それに時松さんが深刻そうに何かを話し合っていた。
私が様子を伺いながら
「おはようございます」と声を掛けると
「おはよう、Aあのね・・・」と
何か言いにくそうなユノ。
チャンミンは何故かご機嫌斜めな様子で
腕組をしながらユノの事を睨み付けている。
「なに？」と私が聞くと時松さんが
「昨日のトロッコの柵の件ですが、
スタッフ数人から川原さんがリハ前に
勝手に乗っているのを見たと言う
報告がありまして・・・」と私を見る。
「え？乗ってないですよ？
それとも気が付かないで乗ってたのかな・・・
でも、勝手に乗ったつもりはないけど・・・」
チャンミンと一緒に乗ったときは
ステージと連結していて動き出すまで
どの部分からトロッコなのか
分からなかったくらいなので
もしかしたらスタッフさんに呼ばれて
動き回ってる時に分からず乗っていたかもしれない。
YN「今、Aが疑われているんだ。
だから今日は会場には来ないで欲しい。」
CM「マシュな訳ないじゃないですか！
だって彼女はトロッコから落ちかけたんですよ！」
YN「でも、スタッフから証言が出てる。
しかも１人じゃなくて３人も。」
CM「でも、おかしいじゃないですか！
トロッコはリハ前は会場の隅にあったんですよ？
ステージと一体になっていれば
知らずに乗る可能性もあります。
でも、トロッコ単体ならば梯子で登らないとですよ？
それにマシュが登ったと？
そもそもそんな状況だったとして
目撃してるのにマシュに声を掛けないで
見てたスタッフはどうなんですか？」
ユノとチャンミンのやり取りを聞いていて
私は昨日の自分の行動を思い返す。
ユノとステージとか大まかなところへ挨拶へ行って、
その後は時松さんと細かな場所へ挨拶に行った。
それから色んなスタッフさんに呼ばれて
動き回ってお昼を食べて買い物に行って・・・
それであのトロッコの事故。
つまり私がトロッコに乗ったのならば
お昼を食べる前までって事だけど、
チャンミンが言うようにトロッコが単体で
それが梯子でしか登れないなら私は登っていない。
私はユノ達に
「昨日の事を思い出してみたけど、
私、梯子は登ってないよ。
それにもし私が登ってたとしても
柵を全部傷つける時間なんてなかったし」と説明した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千衣(プロフ) - kawaetsuさんのペースでよろしくお願いします♪♪ (2019年9月27日 8時) (
レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - 千衣さん» コメントありがとう御座います！なるべく更新出来るように頑張りますね♪ (2019年9月26日 20時) (レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 毎回更新が楽しみな展開になってワクワクが止まらなーい♪ (2019年9月26日 7時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年8月4日 5時
