気になる (CM ページ23
翌日、
目を覚ましリビングへ行くとマシュがいない。
玄関に向かうと靴もないし、
部屋に荷物もない。
俺が寝ている間に帰ってしまったのか・・・
そう思ってマシュにメッセージを送ろうと
スマホを見るとヒョンからメッセージで
「昼過ぎには帰る！
Aも会場に来るなら
スタッフとしてが良いだろうから
それも含めてAも一緒に宿舎で
打ち合わせをしよう」と送られてきていた。
ヒョンはまだマシュが宿舎に居ると思ってる？
でも、彼女はもう居ない。
とりあえず事情をマシュに説明しなきゃ。
そう思った俺は電話を掛けた。
「今どこに・・・
もう帰ったんですか？
起こしてくれればよかったのに・・・」
「あれ？メモ見てない？」
「メモですか？」
「うん、今日もそっちに泊まるから
着替えとか取りに帰ってたの。」
「今日もですか？！」そう話しながら
リビングへ向かうとテーブルに朝食とメモがあった。
内容は
”ユノに今日も泊まってくれと言われたので
着替えを取りに行って来ます”と書かれていた。
それから何か欲しいものは？と聞かれ
例のチョコレートを頼むと
買い物ついでに会社へ顔を出してから
戻ってくると電話を切った。
遅い朝食を摂りながら考えるのはマシュの事・・・
正直、彼女がどうしてここまで俺に
献身的になってくれるのか疑問だ。
芸能人だから？
ユミやホジュンヒョンと同じ韓国人だから？
ユノヒョンの相棒だから？
この仕事をしているからか性格か、
物事を損得で考えてしまう事が多い。
でも、マシュは損得で動いている訳ではなく
ただ純粋に手を差し伸べてくれていると
俺は感じた。
きっとユノヒョンもそう感じたからこそ
マシュに俺の世話を頼んだんだろう。
そして俺はお世話をしてもらった
この短期間でマシュの事が
凄く気になってきているのを自覚した。
しかもこの場合の”気になっている”は
異性として意識し始めていると言う意味だ。
始めは怪我で弱っている所に救世主よろしく
現れたから一種の錯覚でそう思ったのだと
理論つけようと思ったけど、
リビングにある大量のお土産を見れば
それ以前から気になっていたのは明らかだ。
こんな気持ちはあの花束で失敗した
初めての彼女の時以来で、
あまりにも久しぶりでどうしたらいいのか
良く分からない。
でも、あの時のとは違って
俺もマシュもそれなりの大人だ。
ここは冷静に行こう。
そんな事をマシュの帰りを待ちながら考えていた。
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千衣(プロフ) - kawaetsuさんのペースでよろしくお願いします♪♪ (2019年9月27日 8時) (
レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - 千衣さん» コメントありがとう御座います！なるべく更新出来るように頑張りますね♪ (2019年9月26日 20時) (レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 毎回更新が楽しみな展開になってワクワクが止まらなーい♪ (2019年9月26日 7時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年8月4日 5時
