お土産 (CM ページ18
うたた寝から起きると
テーブルにはマシュからのメモがあり
買い物に行ってくるので何か欲しいものが
あれば電話してくれと書かれていた。
特に欲しいものもない俺は
ソファーで暇を持て余す。
あ、そうだ！
今日マシュに持っていこうと思っていたお土産！
渡すのに丁度いい機会ですね。
そう思った俺は自室へ向かった。
そういえば着替えてないな・・・
リハの途中だったから汗をかいたままの
服装で気持ちが悪い。
それに午前の仕事でメイクも髪型も
そのままだし・・・
とりあえずメイクだけも落とすか。
そう思い洗面所に行くとタイミング悪く
メイク落しがない・・・
仕方がないのでマシュに電話して
メイク落しを頼んだ。
そして俺はマシュのお土産を
リビングへ運ぼうとデスクに積み上げてあった
紙袋を手に取った。
までは良かった・・・
思っていたよりも中身が重くて
力んだ時に背中に痛みが走り
手を離してしまい、
中身が床やベッドに散らばった。
「あいたたた・・・」
とりあえずベッドに座り、
痛みをやり過ごそうとしていると
勢い良くドアが開き
血相を変えて入ってきたマシュ。
彼女は床に散らばったお土産を拾いながら
「大丈夫？」と心配してくれた。
事情を説明するとマシュは
「そんなの今・・・」と何かを言いかけて辞め、
「そういえばお土産買ってくれるって
言ってたもんね！どれが私へのお土産？」と言い直した
そに対して
「それ全部です」と俺。
「え？これ全部？」とマシュが驚く。
それが普通の反応だと思う。
だってたった一人に十数個のお土産だ。
でも、ツアーで各地のお土産を見る度に
思い出すのは何故かあの花束をプレゼントしたときの
嬉しそうなマシュの顔で
きっと彼女なら喜ぶだろうな。と、
ついついお店の人や現地のスタッフさんに
薦められるがまま買ってしまっていた。
「でも、私だけじゃこんなに
食べきれないよ〜」とマシュは苦笑い。
それに対して俺は
「そうですね、ついマシュが喜ぶかなって
買いすぎました・・・」と本音を呟いた。
結局マシュがお土産は貰ってくれる事になり
夕食後に一緒に食べる事になった。
そしてマシュが夕食を作るのかと思ったら
突然、”嫌じゃなければその前に
体をタオルで拭こうか？”とマシュ。
「えっ？マシュがですか？」と俺は驚いた。
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千衣(プロフ) - kawaetsuさんのペースでよろしくお願いします♪♪ (2019年9月27日 8時) (
レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - 千衣さん» コメントありがとう御座います！なるべく更新出来るように頑張りますね♪ (2019年9月26日 20時) (レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 毎回更新が楽しみな展開になってワクワクが止まらなーい♪ (2019年9月26日 7時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年8月4日 5時
