何があっても… ページ27
「A何考えてるの！」と
病室にエリちゃんの声が響く。
「エリヌナ、落ち着いて。
Aヌナもユノヒョンに話すべきだよ」とジコ。
「分かってるけど、
明日ちゃんと検査するし
それでもしそうならちゃんと話すから」
エリ「でもお医者さんはほぼ間違いないって！」
「だとしても今日はハヌルさんの事もあるし
ユノだって大変だろうし…」
エリ「Aは大変じゃないって言うの！
ユノせいで怪我だってしてるのに！」
「とにかく怪我の事が伝わってしまうのは
仕方がないけど妊娠の事は黙ってて。」
その後はエリちゃんに看護士さんを呼んで貰って
他の人が来ても妊娠の事は伏せて貰う様にお願いをした。
エリちゃんは病室に泊まると言って聞かなかったけど
ジコが説得してくれて２人はホテルへと帰って行った。
時計を見ればもう日付が変わる寸前。
無機質な病室のベッドで１人これからの事を考える。
仕事に関しては辞める事を
今日上司に伝えるつもりだった。
だからそれは問題ない。
それにハヌルさんの妊娠の事も
事実なら私は身を引くつもりだった…
だけど私も妊娠しているかもしれない。
そうなれば間違いなくその子は
ユノと私の子供だ。
でも現状はハヌルさんの妊娠が
世間では騒がれていて
それがジコの言う通りハヌルさんの嘘だとして
問題が解決しても今度は私とユノの問題がある。
ユノに妊娠を伝えたらどうなる？
もし彼が公表したらきっとハヌルさんの時とは
比べものにならない位イメージダウンだろう。
メンバーにだって迷惑が掛かる。
そもそもお腹の赤ちゃんは
どうなってしまうのだろう。
”堕胎”の２文字が浮かび上がる。
その瞬間、
私はそれだけは絶対に嫌だと思った。
例え周囲の人達全員に反対されても
命を授かっていたら
なかった事になんてしたくない。
じゃぁ私はどうすればいい？
私はお腹を撫でながら
「もし今ここに居るなら
こんな私だけどあなたのお母さんに
なってもいいかな？」と語りかけた。
そして私は妊娠をしていたら
"お腹の子は何があっても守る"と
それだけは決めた。
これからの事はわからない。
でも前に進むしかないんだ！
そう決意したらなんだか
心が少し軽くなった気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kawaetsu(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。パスワードをメッセージにてお送りしました。 (2020年9月23日 14時) (
レス) id: 085b6a2867 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは、何度かこの作品を読んでます。この先を読みたくてパスワードを教えてくださいませんか？ (2020年9月23日 12時) (レス) id: babc415c2f (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは、何度かこの作品を読んでます。この先を読みたくてパスワードを教えてくださいませんか？ (2020年9月23日 12時) (レス) id: babc415c2f (このIDを非表示/違反報告)
たあさん(プロフ) - 初めまして、お話楽しく読ませて頂いています。始めから男前なヒロインちゃんだったけど、益々凄い展開になって来て、お話の更新楽しみにしています！アキちゃんまで登場し、大丈夫？ユノ、に早く真実が明かされる事を待っています！！ (2018年5月6日 4時) (レス) id: 3c91ad79e1 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - はじめまして。すっごく楽しみに更新を待ってます。ハラハラドキドキすることも小説の醍醐味ですよね。ユノが何を考えて主人公に冷たくしてるのかも早く知りたい〜♪ (2018年2月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kawaetsu
| 作成日時：2018年1月24日 17時
