嫉妬その３（YN ページ17
Aはジコに手を引かれながら
慌てて俺達に挨拶をする。
すると突然ハヌルが
「もしかしてジコオッパと川原さんって
付き合ってるのぉ〜？」とわざとらしく驚く。
それに対して
「そうだったら何か不都合でも？」と
ジコはハヌルを睨みそのまま
Aを連れてリビングへ消えて行った。
ハヌルと２人喫煙所に取り残される。
「ハヌルお前は俺をどうしたいの？」
腕に絡んだ彼女を引き剥がしならが聞くと
「私はユノが誰かに取られるのが嫌なだけ」と
悪びれる様子もなく
ハヌルは部屋へ帰って行った。
明日の準備を済ませリビングへ行くと
Aはジェジュンと夕食を作っていて
俺がAと話さない事に気が付いた
ユチョン達に「何かあった？」と聞かれたけど
俺は「ちょっと喧嘩した」とごまかした。
明日、ハヌルの事が終わったら
Aにも皆にも話そう。
それにさっきのハヌルの事もあるし
余計な心配をさせるくらいなら
今日は俺を避けてくれた方がいい。
今日だけ、今日が終われば…
そう思いながらAと距離をおいた。
食事も終わりAは帰り支度を済ませ
俺達に声を掛けて玄関へ。
俺は引き止めたい気持ちをぐっと堪えて
ソファーから無言で彼女を見送る。
すると俺の目の前が突然暗くなり
何かと思い顔を上げるとそこには仁王立ちのジコ。
「ヌナをこのまま返していいんですか？」
言葉使いこそ敬語だけれど明らかに喧嘩腰で
いつもの俺なら上手くかわすけれど
今日の俺には余裕がなかった。
もちろんこのままAを返したくなんかない。
でもそうするしかないんだ。
そもそもジコお前はAのなんなんだ？
さっきだってハヌルの前で彼氏気取りか？
それにAだってユグォンやジフンと
居たときは楽しそうだったのに
俺と会ったらそうじゃないし。
ZC「ハヌルとの問題があるって言っても
今日のあれは誰が見たって
ヒョンとハヌルが恋人に見えますよ。
そんなだから誤解を生むんじゃないですか？」
そんな風に言われて俺は思わず
「ジコこそAのなんなの？
ヌナヌナって言ってるけど
ハヌルに彼氏か聞かれても否定しないし、
Aの事が好きなのか？
だから気にかけるのか？
だったらそう彼女に伝えればいいだろ」と
言ってしまった。
するとジコは何も答えず俺の向かいのソファーへ
大きな溜め息をつきながら深く沈んだ。
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kawaetsu(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。パスワードをメッセージにてお送りしました。 (2020年9月23日 14時) (
レス) id: 085b6a2867 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは、何度かこの作品を読んでます。この先を読みたくてパスワードを教えてくださいませんか？ (2020年9月23日 12時) (レス) id: babc415c2f (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは、何度かこの作品を読んでます。この先を読みたくてパスワードを教えてくださいませんか？ (2020年9月23日 12時) (レス) id: babc415c2f (このIDを非表示/違反報告)
たあさん(プロフ) - 初めまして、お話楽しく読ませて頂いています。始めから男前なヒロインちゃんだったけど、益々凄い展開になって来て、お話の更新楽しみにしています！アキちゃんまで登場し、大丈夫？ユノ、に早く真実が明かされる事を待っています！！ (2018年5月6日 4時) (レス) id: 3c91ad79e1 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - はじめまして。すっごく楽しみに更新を待ってます。ハラハラドキドキすることも小説の醍醐味ですよね。ユノが何を考えて主人公に冷たくしてるのかも早く知りたい〜♪ (2018年2月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2018年1月24日 17時
