だるい。 ページ49
翌朝。
スマホのアラームで起こされる。
(あぁ、昨日のままだから鳴ったのか)
なんだかだるいな・・・とベッドの中で
ダラダラと過ごしていると
部屋のドアの開く音がして
「A、起きた？」と
すっかり着替えを済ませた
チャンミンがドアから顔を覗かせる。
(そうだった、チャンミンが泊ったんだっけ)
「おはよう、
急いで出掛ける支度するね」と
ベッドから出ようとすると
「そのままで良いですから熱測って下さい」と
体温計を渡される。
「ん？測るの？」
「顔が赤いですからとにかく測って下さい。
それとも測って欲しいですか？」とにやけるチャンミン。
「は、測るよ！」
私はチャンミンから体温計を奪い測った。
仁王立ちのチャンミンに監視されながら体温を測る。
ピピピッ！
体温計を脇から取り出すと
自分が確認する間もなく奪われる。
「37.7度
やっぱり熱がありますね」
「そんなの熱のうちに入らないよ」
「連日の疲れでしょう。
今日は大人しくして下さい」
「プーミンカフェ行くでしょ？」
「そんな所はいつでも行けます。
明日から仕事なんだから
今日は家でゆっくりしましょう」
「そんな所って・・・
自分が行きたいって言ったくせに」
「何かいいましたか？お？」
「なんでもありません。」
でも、正直助かるかも。
連日の外出で疲労困憊なのは事実だし。
今日は1人でのんびり体を休めよう。
「チャンミンごめんね。
この穴埋めはいつか・・・」
「買い物に行ってきます。
Aは大人しく寝てて下さい」
「買い物？」
「何か食べるものを買ってきますよ。
食べたいものはありますか？」
帰るって選択肢はないのか。
でも、まぁ本当なら出掛けないと駄目だったのが
家でのんびりになっただけ良かったと思おう。
「ないなら適当に買ってきますよ？」
「あ、うん。お任せします」
「じゃぁ行ってきます。」
そう言ってチャンミンは出掛けて行った。
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kawaetsu(プロフ) - 瓶てまりさん» コメントありがとうございます！不定期な更新になってしまっていますが、なるべく更新していきたいと思います♪これからもよろしくお願いします！ (2016年10月6日 7時) (
レス) id: 4de8d8cd04 (このIDを非表示/違反報告)
瓶てまり(プロフ) - 素敵なお話でした。最初から一気に読みました。更新楽しみに待ってます♪ (2016年10月5日 22時) (レス) id: f70a36db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年9月25日 12時
