大事な人？ ページ16
メイク室に移動し
自分の洋服を探すけれど見当たらない。
「あの〜、洋服はどこに・・・」
「あぁ、袋にまとめておいたよ」と
ソファーの上に置いてある紙袋を指さす
リリーさん。
「じゃぁ、着替えてきます」と紙袋に手を伸ばすと
「え？何言ってるの？
今日はそのドレスのまま帰るんだよ？」とリリーさん。
「え？」
「急な撮影だったから新品じゃないけど、
今、身に着けているものはユノからのプレゼント。
彼は新しいものをプレゼントしたかったみたいだけど
昨日の今日だから準備出来なくてね」
「で、でも・・・」
R「こんなにして貰って申し訳ない？」
「はい・・・」
「遠慮するのも良く分かるよ。
でもね、ここでAちゃんが遠慮して
ユノは喜ぶと思う？」
「・・・」
きっと彼は喜ばない。
むしろがっかりするだろう。
返事をしない私にリリーさんは
「分かって貰えたかな？
それにねAちゃんの事は
本当に大事な人なんだと思うよ？」と言う。
「大事な人？」
(ユノもそう言ってたけどどういう意味？)
首をかしげる私に
「そう、ユノにとって特別な存在。
だってね、今まで夜中に電話してきて
こんな事お願いされた事ないもん(笑」と苦笑い。
「す、すいません！」
「いいのいいの！
でも、２人の関係は気になるなぁ〜
恋人ではないみたいだしね〜」
「なっ！恋人だなんて違いますっ！」
私は慌てて訂正をする。
R「あははは〜！
でもこれからは分かんないじゃん！」
「ないです！あり得ないです！」
YN「何話してるの〜？」
「何でもないっ！」
「はい！メイク直しも済んだし、
２人で楽しんでらっしゃい！」と
リリーさんは私達にウィンクをした。
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kawaetsu(プロフ) - 瓶てまりさん» コメントありがとうございます！不定期な更新になってしまっていますが、なるべく更新していきたいと思います♪これからもよろしくお願いします！ (2016年10月6日 7時) (
レス) id: 4de8d8cd04 (このIDを非表示/違反報告)
瓶てまり(プロフ) - 素敵なお話でした。最初から一気に読みました。更新楽しみに待ってます♪ (2016年10月5日 22時) (レス) id: f70a36db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年9月25日 12時
