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お迎え。 ページ1

千代と約束している
いつとこへと向かう途中
電車の中でスマホを見ると
「仕事終わったら連絡して」とユノさんから
メッセージが来ていた。

「今、メッセージ見ました。
電車の中なので降りたら電話します。」と
返信するとすぐに
「お疲れ様、電話待ってます」とユノさん。

移動中、昨日の事を思い出す。
私はユノさんの事が好きだけど
彼には好きな人が居る。

つまり願っても叶わぬ恋って事。
だから私は自分に
「私はユノさんの友達で、
それ以上でも以下でもない」そう言い聞かせた。


最寄駅に着いてユノさんに電話を掛ける。

「お疲れ様、いまどこ?」とユノさん。

「千代と夕飯の約束をしてて
お店の最寄り駅に着いたところ」と私が答えると
「駅のどこ?」と聞いて来たので
「改札を出たところだけど?」言うと
「そこで待ってて」と電話が切れた。

訳が分からない私は
もう1度ユノさんに電話をかける。

すると背後から肩をたたかれ、
慌てて振り向くとユノさんがいた。

「どうしてここに?」

「迎えに来た。
チャンミン達が待ってるから行こう」と
私の手を握り歩きだす。
「ちょっ!
ユノさんも千代と約束してたの?」
「ううん、千代からAと夕飯食べるからどう?
って夕方に誘われたんだ」

そう会話している間もユノさんは私の手を握ったまま。

手を繋いだだけで胸がときめいてしまった私は
この気持ちがバレませんようにと願った。

それと同時に自分に言い聞かせる
「勘違いはダメ。
ユノさんには好きな人がいて
私とは友達だ」と。

いつとこに着くまで彼は手を離すことはなく、
私からも手を振りほどくことはしなかった。

「思ったより早かったね」と千代。

「仕事お疲れさま」とチャンミン。

「今日はごめん、
まさかあんなにファンがいるとは思わなくて」と
申し訳なさそうにするユノさんに
「仕方ないよ、でも今日は本当に凄かったね〜
花畑で会うとも思わなかったし」と話を振る。

すると「そうそう、
まさか撮影現場で会うとは思わなかった」とチャンミン。

「Aはちゃんと働いてた?」と千代。

「ちゃんと先生だった(笑」とチャンミン。

「いつものAとは違う
先生!って感じだよね」とユノさん

「当たり前でしょ!
ちゃんと働いてますぅ」と
食事をしながら楽しい時間を過ごした。

チャンミンと千代 (YN→



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作者名:kawaetsu | 作成日時:2016年5月7日 15時

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