Cigarette love (ページ23)

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ランチ。　その３。ページ23

私が持ってきたのは”灰皿”。

このお店はテラス席なら煙草が吸える。

あーさんも喫煙者だから
このお店を見つけてからというもの
２人でランチの時はだいたいこのお店。

もちろんカレーも美味しいんだけど。

「良いですね、食後の一服！」彼も嬉しそう。

「ここは私達だけの秘密の穴場だから
ユノさん内緒だからね！」と
冗談交じりにあーさんが言うと

「はい！分かりました！
でもチャンミンにだけ教えてもいいですか？」と彼。

メンバーのチャンミンさんの事は
食事中に色々と彼が話してくれた。

「チャンミンさんも
この店気に入ってくれるといいですね」と私が言うと
「絶対気に入りますよ！」と
ユノさんはなぜか自信満々。

食後もひとしきり盛り上がった頃、
「おーっと！
そろそろ園に戻る時間だ！
ユノさんまた今度！
それと、また後でね川原っち！
今日は待たせちゃったし私の奢りね♪」

そう言い残して颯爽と会計を済ませ
あーさんは嵐のように去っていった。

「僕までご馳走になっちゃって
よかったのかな・・・」

「そうちゃんパパに連絡してくれた
お礼だと思いますよ？」

「じゃぁ、今度は僕がご馳走しますね！」

そして、そろそろお店を出ようと思ったとき・・・

「これからどうします？
Aさん何時から仕事ですか？」とユノさん。

え？もう解散じゃないの？と私は思ったけど
「仕事は３時からですけど」と答えると、
「じゃぁ、あと２時間くらいありますね？
どこか行きますか？」とまだ遊ぶ気満々だ。

しょうがない、
今日はそうちゃんの件もあるしお付き合いしよう。
そう思った。