Cigarette love (ページ22)

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ランチ。　その２ページ22

「わぁー美味しそう！
どれにしようかな～」と
目を輝かせているユノさん。

すると私の隣で
カレーを盛りつけながら小声であーさんが
「彼って、東方神起の人でしょ？
どういう知り合い？」と聞いてくる。

「まぁ、色々ありまして
それはまた後日に説明と言う事で・・・」と
言葉を濁す。

「あやしいなぁ～、
とりあえず彼が東方神起だってのは
知らない事にした方がいいのかな？」と
気を使ってくれるあーさん。

そういうところに気が付くのは
さすがの交友関係の持ち主だと感心する。

「大丈夫だと思いますよ。」と答えると
「そっか！じゃぁー遠慮なく聞くわ！」とあーさん。

そうしているうちにも
彼はテーブルに食事をどんどん運んでいて
テーブルに戻ると私達のお皿を置く
スペースがないくらいだった。

「ユンホさん、
こんなに食べられるの？」とあーさん。

「大丈夫です！イケます！」と
ユノさんは自信たっぷりだ。

「あーさん、時間大丈夫ですか？」

あー「大丈夫！
今日は午後の休憩も一緒にしてもらったから」

ユノ「午後の休憩？お昼と違うんですか？」

あー「３時にも２０分休憩時間があるの。
それも一緒にしたから１時間２０分の休憩」

ユノ「いいですね！
Aさんは休憩どのくらいですか？」

「私？そうだね４時間くらい？(笑」

ユノ「４時間！？それ休憩じゃないですよ(笑」

楽しくお喋りをしていると、
満腹になったユノさんが
「そういえば、なんで僕たちだけ
テラス席なんですか？」と聞いてきた。

そう、ほかのお客さんと違い、
私達３人だけテラス席に居る。

「もしかして僕に気を使って
他のお客さんと別の場所ですか？」と
ちょっと申し訳なさそうにユノさんが言った。

すっかりテンションが下がってしまった彼に
あーさんは
「やっぱり人気者は色々大変なんだね～
でもこの席にした理由は違いまーす！」と答える。

そう、別の理由があーさんと私はある。

その理由は・・・

「じゃぁ、貰ってきますね」と私が席を立つ。

「？？」まったく訳が分からないユノさん。

そして私が手に持って来たものを見て
彼は「そういうことかぁ！！」と納得した。