真選組子育て奮闘記。

まご可愛さ？　　山崎side ページ10

｢き、局長・・・


正直お手上げですよ。




おはじき使ってもダメで・・・・」






｢ん？
ナニナニ・・・・１たす２が分かんねーのか・・・」









そう呟くや否や、

お爺ちゃん・・・もとい局長がポケットから何かを取り出す。





｢Aちゃん。ほら、飴。」





ひとつ飴を握らせて。









｢これでいっこだろ？」

「うん。」









｢で、まだ俺は持ってるから
その残りもAちゃんに渡そう・。」









そう言って今度は二つ飴を渡した。








｢今、いくつ飴を持ってるんだ？Aちゃん。」






｢ん―と・・・・三つ！」









｢ほら、解けた！

これで分かっただろ？

１たす２は――――？」







｢さんっ！」









喜ぶAちゃんに、


ガハハと笑う局長。









飴は解けたご褒美だってさ。









どーでもいいけど、



その何でも物あげちゃう甘やかし方は









…まぎれもないおじいちゃんだよアンタ。









本人自覚ないのかな……？

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