真選組子育て奮闘記。

公園　noside ページ38

Aは真選組を出た後、公園に向かっていた。


なんどかみんなに連れてきてもらったことのある公園。







砂場に座り込んだAはなにをするでもなく
ぼーっとしている。









お父さんも、おじいちゃんも、お兄ちゃんもみんな
自分がいらなかったんだ。









「みんな・・・Aの事が嫌いだったんだ・・・」









・・・・と。








そんな時。



「うわ―Aがいる―！」


「Aってあのしんせんぐみってとこのやつだろー？」









「え！？あのチンピラけーさつの？」









Aを取り囲むように現れたのは
この近所でいじめっ子と名高い少年たち。









自分の状況がつかめないままにAが呆然としていると、




いいおもちゃを見つけたと思ったのか
少年たちはにやにやと意地の悪い笑みを浮かべ、









「あそこってごりらいるよなー
スッゲェいかついの！」








「え！？じゃあお前ゴリラに育てられたの？」







「そ―いや、いっつもたばこ吸ってる目つき悪いのもいるよなー
やくざみたいなに―ちゃん！」






「あ、俺それ知ってる！
こえーよなー
それに茶髪のにーちゃんもいるじゃん？
アレ、前に新聞乗ってたぜ。
どっかの店ぶっ壊したんだって。」









「ひえーーこわっ」









いかにもわざとらしく、








Aにむかって、









真選組の悪口を、ぶつけだした。

悪口　　　noside→←おれのせい　　沖田side

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