空間躁術の俺の話【呪術廻戦】

男の「うん」の需要とは ページ8

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「……知らない天井だ」





「高専だよ」





　知ってる、テンプレとして言わせてもらっただけだ気にすんな。
そう思いつつ身体を起こす。


　どこか、煙草の香りがした。



俺は、気がつけば少々硬いベッドの上にいた。最後の記憶は何となく覚えている。

新たに作った術式を使った。それにより俺は今、保健室のベッドとお友達になっている。

本音を言うなら今すぐ絶交したいがな。


声のした方を見れば、珍しく心配気な表情の傑クンがいた。

うわ心配気な傑クンとか寒気する。





「うわ心配気な傑クンとか寒気するね」





「もう一度寝るかい？」





「スリープフォーエバーしそうだから結構」





声に出てたわ。
つか傑クン達、本当に運んでくれたんだな。補助監督に連絡しておけば重畳だと思ってたんだが、意外と常識はあるらしい。





「ね、結局使役できたのかな？」





聞けば、傑クンは答えてくれた。無事あの呪霊は使役できたそうだ。
よかった。これでできてなかったら俺ただの格好悪い奴だったわ。ある意味助かったかもしれない。





「そ」





よかった、と言えば「よくない」と返された。

え？いいだろー？





「いいでしょ？」





「よくない」





「なンでさ。まさか心配した？」





「うん」





「ほら違うなら………………………………おン？」





　傑クンはもう一度「うん」と頷いた。

嘘だろ優等生、嘘だろツンデレかよ？？男のツンデレも「うん」も嬉しくも何ともない！！


傑クンはにっこりと笑った。








「自分の我儘で、同級生が死んだように目の前で倒れられた私の気持ちが分かる？」





「何一つ分かンないね…」




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有ル限リノ位ヲ変ズル→←ヤバいね寝不足

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