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隆平くんが受付から戻ってきてから産婦人科のある階に行く。
隆「ちょっと時間かかりそうやし飲み物買ってくるな？」
「うん。」
隆「待ってて笑」
「はーい。」
そう言って自販機のほうへ走っていく隆平くん。
周りを見渡すと旦那さんと一緒に来ている妊婦さんが目に入る。
まぁ当たり前なんだけどね。
「お腹あんなおっきくなるんだ。大変そうだな。」
隆「Aちゃん。どうぞ。」
「ありがと。」
隆「...。妊婦さん多いね。」
「当たり前じゃない笑 産婦人科だよ？」
隆「やね。」
「うん。」
隆「なぁAちゃん。」
「なぁに？」
隆「もし出来てたらさ、俺と章ちゃんにも手伝わしてな？」
「なんで章大くん？」
隆「多分章ちゃん気付いてる。」
「え？」
隆「章ちゃんてな？そんなん気付くの早いねん。」
「そっか。」
隆「それだけ周りを見てるってことなんやけど。」
「うん。」
隆「そんでな。自販機行ったときに章ちゃんに連絡してしまってんけど。」
「うそ。ほんとに？」
隆「ごめん！」
「もー。隆平くんてば。」
隆「ほんまごめん！」
「いいよ。もう来てくれるの？」
隆「来てくれる。」
「そっかそっか。じゃ待とう。」
隆「うん。」
それからしばらく待っていると章大くんがこっちに向かって走ってくる。
章「丸！Aちゃん！」
「おーい。」
隆「こっちやでー。」
章「はぁ。まだ呼ばれてない？」
「まだだよ。」
章「良かった笑」
Ns「次の方どうぞー。」
「あ。呼ばれた。行ってくるね。」
2人「うん。」
2人には外で待ってもらう。
Dr「Aさんね。こんにちは笑」
「こんにちは。」
Dr「今日はどうしたの？」
「ここ一週間くらい微熱が続いてて、女の子特有のものも2か月前から無くて。」
Dr「ちょっと見てみようか。」
「はい。」
そこから診察してもらう。
Dr「妊娠してるわね笑」
「そう..ですか。」
Dr「2か月よ。産む？それとも...。」
「産みます。」
Dr「そう笑 じゃ頑張ろう。」
「はい。」
Dr「誰か傍についてくれる人はいるの？」
「はい。2人。」
Dr「なら大丈夫ね。」
「ありがとうございました。」
Dr「また来月来てね笑」
「はい。」
失礼します。そう言いながら診察室から出る。
隆「Aちゃん。」
章「どうだった？」
「出来てた。2か月だって。」
隆「じゃあ...。」
「すばるくんとバイバイしなきゃ笑」
章「え？別れるの？」
「うん。迷惑はかけられない。」
章「そうなんや。」
隆「お手伝いするな笑」
章「俺も笑」
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作者名：慧梨 | 作成日時：2018年5月18日 4時
