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その41 ページ42

ついに、ついについに!!!



「緊張するぅぅ…」


「Aちゃん!!ひっひっふーだよ!」


「それ出産の時に言うやつだから」




晴れ渡った土曜日、今日は私のデビューショーの日だ


事務所から承諾もらってSNSで告知したりしたから少し期待はしていたけど



「想像以上の観客だな…
 これ全部Aのファンなのか?」


「さすがはAくんだね」


舞台袖から少し覗くと、スタンド席までいっぱいになっていた


座ってるお客様はほとんど子連れだからみんなのファンなんだろうな

あ、スタンドのあの子よくイベント来てくれる子だ!!



「休日ってのもあって満員御礼で良かったわ…あ」




観客席を見渡していると、端っこで彰人が座っていた

隣には冬弥と杏、こはねちゃんも来てくれていた



諦めるとか言いながらやっぱり彰人が見に来てくれたのは嬉しい


昨日は咄嗟に言ったけど、やっぱり後悔はしてほしいかも





「そろそろだな…みんな準備はいいか?!」


「オッケーだよ!司くん!」


「寧々ロボも問題ないみたい」


「装置も万全だよ」



司先輩の声でみんなが集まり手を合わせた

この日のためにたくさん練習に付き合ってくれた皆んなには感謝しかない



「A、俺は昔からお前とショーがやりたかったから今日は夢が叶う日だ!!
 俺が見込んだんだ、存分に楽しもうではないか」



「先輩…みんな、今日はよろしくお願いします!!」



先輩の言葉に涙が出そうになるのを我慢して、配置に着く


みんなのアイコンタクトでブザーがなり、幕が上がった





「確かこの先に伝説の剣があると…おや?あそこに人が!
 すみませーん、このお尋ねしたいことがあるのですが」



旅をしていた勇者が少女の頼みで魔王を倒しにいくお話


勇者は男ってイメージがあるけど、今回は私が勇者となって戦いに行く



歩いているえむに近づき私は道を聞く


するとさっきまで元気だったえむが急に倒れてしまった



「その伝説の剣は今、魔王が持っていて…私たちの国が支配されちゃったの!!」



急いでえむに水を飲ませるフリをしながら話を聞く


客席からは子ども達の心配の声と私を応援するファンの声が聞こえる



「(もっと観客を魅了したい…!!」



今日一日、自分の力全てを使ってショーをやり遂げた

第二部も終盤、このまま無事終わりに向かうと思っていた





視界にお父さんの姿がうつるまでは



「(嘘…なんでお父さんがここに?」

その42→←その40 彰人side



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餃子(プロフ) - すみません通知溜まってるし第一章は終わっているので全く見てませんでした、、、コメント見て表現は編集したのでまた読みにくかったら言ってください (2022年3月16日 14時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
八戸 - 確かに汗とかないほうが読みやすいかもです…。()つけてみるのもありかもです! (2022年3月15日 21時) (レス) @page2 id: 31c5d0f724 (このIDを非表示/違反報告)
Y(プロフ) - 汗とか怒とかの感情書かない方が正直読みやすいです… (2022年2月28日 2時) (レス) @page16 id: 6135a2eb1f (このIDを非表示/違反報告)
餃子(プロフ) - リオットさん» とってもコメント遅くなって申し訳ありません、、!!コメント嬉しいです(^^)頑張ります! (2022年1月4日 16時) (レス) id: 62fd12ab2d (このIDを非表示/違反報告)
リオット - 凄く好きな小説でした。ありがとうございます。更新頑張ってください。 (2021年12月10日 22時) (レス) @page44 id: 5c3b65f0f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餃子 | 作成日時:2021年8月22日 21時

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