幼馴染が人妻好きだから私の愚行を許してくれ その2【桂小太郎】

第64話 焦がれ ページ24

晋助は向き直り、2人は向かい合う形になった。







そして晋助は俺に気がついたようだった。







すかさず立つ晋助の中指。俺泣いていいかな。





｢私どうしよう…一生独り身だよ絶対…ヅラ以外好きになれない…松陽先生と結婚しようかな…｣



｢言ってること軽く矛盾してるぞ｣






ガキのように喚くAを晋助は優しく慰める。



見た目に反して根は優しいのだ。いや、優しすぎるんだ、あいつは。





銀魂人気投票で上位取る理由も分かるぞ、まあ俺が永遠の1位だけどな！！！！！！





よし、話を戻そう。2人の実況します。




｢うわあああああ！！もう生きていけないいいいいいい｣






｢…｣






｢晋助あっだがいいいいいいい。胸板厚いいいいいいい…筋肉すごいよ…あんた…｣





｢言動の変態度エグいぞお前｣






｢いい香りする…｣





｢今すぐ俺から離れるか？｣






俺は何を見せられているんだ。ただのカップルだろこれ。





というかAキモイ。まじで。キモイ。






軽くAに引いて、足が疲れたので胡座になおすと、視界に入ってしまった奴。





｢うおおおぁ！？｣





俺は思わず声を上げてしまった。








その声にみんな俺の方をむく。






｢おい手前銀時ぃ…何声出してんだ｣





｢あんた…ずっと見てたの？｣





｢何ストーカーじみたことしているのだ、銀時｣








俺のライフはもうゼロよ！！！！

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