検索窓
今日:3 hit、昨日:13 hit、合計:99,367 hit

第26話 手当 ページ27

「……早く挙手しろよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」



涙目で叫ぶ銀時。



「いや、だって……なぁ?」



珍しくたじろぐ晋助。



「ここは彼氏のお前の出番だろう」



そして晋助になすり付ける俺。


俺達は誰がAの手当をするかで揉めていた。いやAの身体を触れたり見たりすることに抵抗があるのではない。



目覚めたあと殴られるのが嫌なのだ。だってあいつ腕力とかないくせに喧嘩慣れしてるから痛いんだもの。



3人でしばらく黙っていると一斉に口を開いた。



「よし、松陽先生に頼もう」




困った時の松陽先生。松陽先生ならAも殴らないだろう。よし完璧。




「じゃあ俺松陽先生に言ってくる」



そう言って高杉は家を出ていき、部屋には俺と銀時だけが残った。



「……なあヅラ」



「なんだ銀時」



何時もの死んだ魚のような目でこっちを見つめてくる。そして鼻くそをほじりどこかへ投げた。



「お前!!ティッシュで包めって何時も言ってるだろ!?」




「だー!あー!あー!わーったから!!悪かった!!!!

だから話を聞いてくれ!!!!」



「………………」




「いや、ちょ、そんな冷めた目で見んなって」




あまりに真剣なトーンで言うものだから銀時と向き合うと、ようやく本題に入った。





「お前……好きな人いねーの?」




「は?」




個人的には至極どうでもいい内容だったが、銀時は極めて真剣な眼差しをしていた。

第27話 恋バナナ→←第25話 女子



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 桂小太郎 , 高杉晋助   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゃむ - 面白いです!!やっぱちょっと下ネタ入ってる夢小説が一番面白いですよね!特にヅラのにゃんにゃんが地味につぼってますw今度友達に言おうかな…?あ。あと5話の席の配置の説明ヅラの位置が誤字ってます!時間あるときに訂正お願いします♪ (3月25日 22時) (レス) @page6 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
白愛(プロフ) - ゆききさん» ありがとうございます!!更新ペース上げられるように頑張ります…(小声) (2019年4月19日 19時) (レス) id: ae50fd5e0d (このIDを非表示/違反報告)
白愛(プロフ) - 茉莉さん» ひええええ!ありがとうございます!高杉フルボッコ大好きなんですよ() (2019年4月19日 19時) (レス) id: ae50fd5e0d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきき - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!! (2019年4月12日 21時) (レス) id: 2dedf68d57 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - めちゃくちゃ話のテンポいいし面白くて好きです!高杉娘役は…もう(笑)更新楽しみにしてます。頑張って下さい! (2019年3月25日 14時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:結鶴 | 作成日時:2019年1月27日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。