幼馴染が人妻好きだから私の愚行を許してくれ【桂小太郎】

第16話 思春期は辛いよ ページ17

「んん！！んんんん！！」


「陸奥殿、離してやってくれ」




ヅラが通訳をしてくれる。すると陸奥は「後悔しても知らないぞ」と言って手を離してくれた。いや怖い




「なんでお前ら私の通訳出来るの？エスパーなの？ストーカーなの？私大好きなの？」



「顔はな」

「お前が単純だからな」

「……勘？」



ヅラの回答だけが唯一心に刺さらなかった。ああもう好き(大声)




「あとなんで私の胸の大きさも今日の下着の色も生理の周期も知ってんだよキモイわ」



「洗濯の時とかタグ見えるし、パンツに血とか下り物ついてたり……あとは……勘だな。なあヅラ」



「お、俺に振るか！？お、おい銀時」



「俺！？い、いやあのな？落ち着いて聞けよ？


朝、靴履く時お前普通にパンツ見えてたんだよ」




「あ、興奮した？」




ったりめーだろ……と銀時は返してきた。



「はーん？私の貧相な体に興味無いのに？興奮したんだ？へえ？」




「俺だけじゃねーし！？なあヅラ！！！」



「俺毎回被害者すぎるな！！興奮して何が悪い！！！高二だぞ！！思春期なんだぞ！！今のAにも興奮して何が悪いんだ！！」



「とんでもねえ事暴露したな」



「とか言いながらｼﾝｽｹｸｳﾝも興奮してるっしょ？？」



「黙れ」




「お前らなにAの事貧相な体とか貧乳とか言ってるアルカ。結構ナイスバディだぞ、貧乳だけど」



「褒めてるの？？貶してるの？」




「ほら見るネこのボディライン」



「ちょっとおおおお？？？神楽ちゃん？？？？」




神楽ちゃんは私のセーラーの裾とスカートの裾を上げた。とんだ羞恥プレイだ。

恥ずかしすぎて死ぬんだけど。さっきからの下着とかの件から女子からの視線が生暖かいんだけど。




「何だ？拷問か？俺は着衣か半脱ぎが好きなんだが」


「俺半脱ぎ」


「全脱ぎだな」



お前らの好み聞いてないわ、ヅラだけでいいわ。ヅラは半脱ぎか着衣ね。





「おい助けろA、なんか無性にムラムラしてきた」




「え、何いってんの……ん」






ヅラが近づいてきたかと思ったらキスをされる。いつの間にか手足を拘束していた人達はいなくなっていた。




「リーダー達のせいとは言え…俺をこんな気分にさせたんだ。責任取ってくれるよな？」




好きな人にそう言われたら、責任取るしか選択肢はないじゃないか。私が頷くと、ヅラはニヤ、と笑った。




「声、ちゃんと押さえるんだぞ」

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