バス内 ページ27
「あ！？ハイ！？蛙水さん！！」
「梅雨ちゃんと呼んで」
蛙水さんはそう言うと、緑谷くんに顔を向けた。
「あなたの“個性”、オールマイトに似てる」
「そそそそ、そうかな！？いや、でも僕はその、えー」
その慌てっぷりに、少し目を細めた瞬間、左肩に何やら重みが。チラリとそちらを見ると、焦凍が私にもたれて寝ているところだった。あの、一応移動も、授業の一環…。
「待てよ、梅雨ちゃん。オールマイトはケガしねえぞ。似て非なるアレだぜ」
…それは、器がしっかりしてるかどうかの問題…。“個性”を付与できるなんて聞いたことないから、緑谷くんはオールマイトの隠し子かなにかかな？
「しかし、増強型のシンプルな“個性”はいいな！派手で出来る事が多い！俺の“硬化”は対人じゃ強えけど、いかんせん地味なんだよなー。僕はすごくかっこいいと思うよ。プロにも十分通用する“個性”だよ」
「プロなー！しかしやっぱヒーローも、人気商売みてえなとこあるぜ！？」
まあ、実力あれば人気要らないけどね…エンデヴァーは、人気でNo.2になったんじゃなくて、実力でNo.2になってるんだもん。まあでも、それも逆にすごいか。
「僕のネビルレーザーは、派手さも強さもプロ並み」
「でも、お腹壊しちゃうのはヨクナイね！」
どストレートだな。
「派手で強えっつったら、やっぱ轟と爆豪だな」
その言葉に、咄嗟に焦凍の頭を反対に押した。「んんっ」と焦凍がウザそうに顔を歪めるが、私らの仲を疑われたら大変なんだから、許して欲しい。
「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそ」
「んだとコラ、出すわ！！」
「ホラ」
爆豪くん、そんなに身を乗り出したは危ないんじゃ…。
「この付き合いの浅さで既に、クソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」
「てめぇのボキャブラリーは何だコラ、殺すぞ！！」
殺すまでは行かないけど、その言葉選びのセンス、気になるね。頭悪いのに、なんで無数の語彙からそれ選択したんだろ。
「低俗な会話ですこと！」
「あっはっはっ。でも、こういうの好きだ、私」
「爆豪くん、君、本当口悪いな」
騒がしくしていると、相澤先生がこちらを向いた。
「もう着くぞ。いい加減にしとけよ…」
「ハイ!!」
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もずくっち - コメントの仕方のところに、宣伝Okって書いてあったんですけど、それって自分の投稿している作品のことですか？それとも、この作品のことです？おしえていただけたら嬉しいです。 (2022年10月10日 15時) (
レス) id: ff189cf6af (このIDを非表示/違反報告)
？？？？ - 焦凍推しなんです！轟出てきて嬉しいィィィィ！！！ (2022年10月4日 22時) (レス) @page3 id: e430496a4a (このIDを非表示/違反報告)
たた - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2022年9月27日 23時) (レス) id: 280d0d55b7 (このIDを非表示/違反報告)
玲香@推しを世界に広め隊(プロフ) - ゆりなさん» ありがとうございます！更新頑張ります……！ (2022年9月17日 23時) (レス) id: 7ea981ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな - とっても面白いです、更新待ってます！！ (2022年9月17日 23時) (レス) @page11 id: 736bc9023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲香@推しを世界に広め隊 | 作成日時：2022年9月15日 21時
