委員長決め ページ22
「昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見せてもらった」
先生は朝の挨拶もそこそこに、手紙類を教卓の上に置いて話し始めた。
「爆豪、おまえもうガキみてえなマネするな。能力あるんだから」
「………分かってる」
「で、緑谷はまた腕つブッ壊して一件落着か。“個性”の制御…いつまでも「出来ないから仕方ない」じゃ通させねえぞ。俺は同じ事言うのが嫌いだ。
「っはい！」
先生は緑谷くんの返事を聞き終えると、教室を見回す。
「さて、HRの本題だ…急で悪いが、今日は君らに…」
また、個性把握テストみたいな臨時テストやるのかな…？
「学級委員長を決めてもらう」
「学校っぽいの来たー!!!」
学校っぽいか…？
「委員長！！やりたいです、ソレ俺！！」
「ウチもやりたいス」
「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm！！」
「ボクの為にあるヤツ☆」
「リーダー！！やるやるー！！」
「やらせろ」
委員長は基本雑務だからやりたくないって人が多いけど、ヒーロー科では集団を導くというトップヒーローの素地を鍛えられるからこんなに立候補者がいる。まあでも、私はやりたくないけど。
クラスが騒がしくなり、先生の表情も曇ってきた時、ふと、誰かが叫んだ。
「静粛にしたまえ！！」
私たちは一斉に飯田くんを見る。
「“多”をけん引する責任重大な仕事だぞ…！「やりたい者」がやれるモノではないだろう！！周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…！民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのなら…これは、投票で決めるべき議案！！！」
そう言った飯田くんだけど、その右腕は素直に真っ直ぐ伸びている。
「そびえ立ってんじゃねーか！！何故発案した！！！」
切島くんがツッコむ。本当、なんで提案したんだろう。
「日も浅いのに、信頼もクソもないわ、飯田ちゃん」
「そんなん皆、自分に入れらぁ！」
「だからこそ、ここで複数票を獲った者こそが、真にふさわしい人間という事にならないか！？どうでしょうか、先生！！！」
飯田くんが先生に訊くと、先生は寝袋に入りながら「時間内に決めりゃ何でも良いよ」と軽く答えた。まあ、先生が言うなら…と、私たちは雄英のハイテクな技術を使って投票を行った。
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もずくっち - コメントの仕方のところに、宣伝Okって書いてあったんですけど、それって自分の投稿している作品のことですか？それとも、この作品のことです？おしえていただけたら嬉しいです。 (2022年10月10日 15時) (
レス) id: ff189cf6af (このIDを非表示/違反報告)
？？？？ - 焦凍推しなんです！轟出てきて嬉しいィィィィ！！！ (2022年10月4日 22時) (レス) @page3 id: e430496a4a (このIDを非表示/違反報告)
たた - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2022年9月27日 23時) (レス) id: 280d0d55b7 (このIDを非表示/違反報告)
玲香@推しを世界に広め隊(プロフ) - ゆりなさん» ありがとうございます！更新頑張ります……！ (2022年9月17日 23時) (レス) id: 7ea981ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな - とっても面白いです、更新待ってます！！ (2022年9月17日 23時) (レス) @page11 id: 736bc9023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲香@推しを世界に広め隊 | 作成日時：2022年9月15日 21時
