電話 ページ33
あの後、ブチ切れた姉ちゃんに病院に連行され、検査を受けた。やはり、肋は折れており、折れたと思っていた右腕にはヒビが入っていた。
医者に腕を固定され、肋にはコルセットを付けられる。利き手が封鎖して、これからどうしようかと考えながら、妾は家に着くと、直ぐに雄英に電話をかけた。3コール目で、誰かが電話に出る。
「もしもし、1年A組の中原です」
「中原さん…？どうかしたの？」
「ええ、少し…」
「あ、ちょっと待っててね」
ミッドナイトはそう言うと、「イレイザー！中原さんよ！！」と叫んだ。…ん？イレイザー？？
「えええ！！？先生もう退院したの！？」
「うるさい」
「あ、すみません」
両腕粉砕骨折で顔面もやってんだよ？そんな、え？直ぐに退院できるもん？
「で、何の用だ」
「…あ、実は」
妾はそのまま、階段から落ちて肋を骨折し、腕にヒビが入ったことを伝えた。設定としては階段から落ちていると言ったが、階段から落ちて肋が折れるものなのだろうか。
「なんでまた、そんなことを…！！」
「とりあえず絶対安静言い渡されたんだけど、さすがに妾も雄英体育祭は出たいわけで」
「ああ」
「体育祭当日、朝早くにガール訪ねて、ある程度マシになった部分治してもらおうと思うんだけどさ」
「分かった、伝えておく」
「すみません、ありがとうございます」
その後、軽く言葉を交わし、妾は電話を切った。にしても、骨折っちまったら、もう特訓も何も言ってらんねェな。
「あ゛ー、もどかし！！」
「うるせえ結菜！！」
「兄ちゃんの方がうっせえわ！！」
叫ぶと、肋に鋭い痛みが走った。
「〜っ…！！」
叫んだことにより、肋が痛む。兄ちゃんと姉ちゃんは、そんな妾をバカだろ…と言いたげな目で見た。
「とりあえず、アンタは寝ときな」
「俺たち家いねェけど、なんとかやれよ」
「もう少し妹を気遣う気持ちは…」
「「ない」」
即答か、そうか、そうなのか…！
「飯は飲料ゼリーで済ませれるだろ」
「風呂とかは勝手に入んないでよ、余計怪我されても困るし」
「暇なら先祖の本でも読んどけ」
「「じゃ、行ってきます」」
2人は言いたいことを言い終えると、外に出た。妾以外、誰もいない空間に、バタンと、ドアが閉まり、ガチャッと鍵がかかる音が響く。
「クッソ…！！」
マジ中也恨む。
続く
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希望厨 - 面白いです。ですが、誤字脱字が目立ちます (2022年10月1日 22時) (
レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - いやもう…好きですよ… (2022年9月19日 22時) (レス) @page1 id: 1187f00563 (このIDを非表示/違反報告)
? り ん ね ＠ 輪 廻 転 生(プロフ) - ほまちゃん .ᐟ.ᐟ 小説書いてるんだね .ᐟ.ᐟ 応援するよ~~ .ᐟ.ᐟ (2022年9月10日 19時) (レス) id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)
穂 希(プロフ) - 百華夜さん» あ り が と う ご ざ い ま す .ᐟ.ᐟ 一 日 最 低 一 話 更 新 、頑 張 り ま す .ᐟ (2022年9月9日 19時) (レス) id: d3f11262a7 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜 - 面白いですね！文ストのストーリーが過去とされているので読みやすく、文章もしっかりしていますね！更新頑張ってください！ (2022年9月9日 18時) (レス) @page31 id: a48955bec9 (このIDを非表示/違反報告)
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