入学式 ページ2
妾の先祖には、文豪としても名を馳せていた「中原中也」と言う男がいる。彼の“個性”は妾と同じ「重力操作」というもので、とても強力だった。だが、彼は何を思ったのか、道を踏み外し、今は滅んで無いが、かつて凄まじい強さを誇ったポート・マフィア……いわゆる、
先祖代々医者をしてきた中原家だが、中原中也という男が
問い詰めれば、妾の“個性”は協力であり、先祖のように
ちなみに、先祖が生前書いていた作品は、幅広い世代に親しまれている。なんでも、「作品に罪は無い」らしい。その気持ちがあるなら、妾にも罪ないって言ってくんねェかな。。わざわざ
「はあ…」
バカでかいドアを開けると、既に数名のクラスメートが揃っていた。妾の入学は急遽決まったものだから、席は1番後ろ。「な」から始まるのに、1番後ろだ。まァ……悪くない席だな。
「あの……」
「あ？」
机にバッグを置き、椅子に座って窓の外に目を向けようとすると、前の席の女の子に声をかけられた。背は……妾より……高い。あと、育ち良さそう。
「私、八百万百と申します。どうぞ、よろしくお願いします」
「中原結菜。八百万だっけ？んな固くなんないでいいよ」
つか、「わたくし」……って、やっぱ育ち良いじゃん。妾なんか「アタシ」だからね、一人称。一時期俺だった。しっかり矯正されたけど。
「中原さん……」
妾の苗字を声に出した八百万の顔が輝いているのがわかった。
「もしかして、先祖の作品のファン？」
「は、はい！そうです」
八百万はそう言うと、バッグから一冊の本を取りだした。タイトルには「汚れちまった悲しみに……」と書かれており、八百万はその本の内容や感想を早口で話し出した。
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希望厨 - 面白いです。ですが、誤字脱字が目立ちます (2022年10月1日 22時) (
レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - いやもう…好きですよ… (2022年9月19日 22時) (レス) @page1 id: 1187f00563 (このIDを非表示/違反報告)
? り ん ね ＠ 輪 廻 転 生(プロフ) - ほまちゃん .ᐟ.ᐟ 小説書いてるんだね .ᐟ.ᐟ 応援するよ~~ .ᐟ.ᐟ (2022年9月10日 19時) (レス) id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)
穂 希(プロフ) - 百華夜さん» あ り が と う ご ざ い ま す .ᐟ.ᐟ 一 日 最 低 一 話 更 新 、頑 張 り ま す .ᐟ (2022年9月9日 19時) (レス) id: d3f11262a7 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜 - 面白いですね！文ストのストーリーが過去とされているので読みやすく、文章もしっかりしていますね！更新頑張ってください！ (2022年9月9日 18時) (レス) @page31 id: a48955bec9 (このIDを非表示/違反報告)
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