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「なんなんだよあいつ!!百億のチャンス捨ててまで脱けるとか信じらんねー!!」

「しかもここの事地獄とかほざきやがった!!」

「言わされたにしたってあれは無いよね」

「竹林君の成績が急上昇したのは確かだけど、それはE組(ここ)で殺せんせーに教えられてこそだと思う。それさえ忘れちゃったのなら…私は彼を軽蔑するな」

「とにかくああまで言われちゃ黙ってらんねー!!放課後一言言いに行くぞ!!」

前原と同じ思いなのか、皆は竹林と会うために門に向かった






「おい竹林!」

待つこと数分、竹林が来た
驚く様子も無い様子を見れば竹林自身も予想していたらしい

皆を代表して磯貝が聞く

「説明してもらおうか。何で一言の相談も無いんだ竹林?」

「何か事情があるんですよね?夏休み旅行でも竹林君がいてくれてすごく助かったし!!普段も一緒に楽しく過ごしていたじゃないですか!!」

「賞金百億、殺りようによっちゃもっと上乗せされるらしいよ。分け前いらないんだ竹林、無欲だね〜」

「………………………せいぜい十億円」

「「?」」

「僕単独で百億ゲットは絶対に無理だ。上手いこと集団で殺す手伝いができたとして、僕の力で担える役割じゃ…分け前は十億がいところだね」

そして竹林は続ける

「僕の家はね代々病院を経営している。兄2人もそろって東大医学部。十億って金はうちの家族には働いて稼げる額なんだ。「出来て当たりまえ」の家なんだ、出来ない僕は家族として扱われない。僕が十億手にしたとして…家族が僕を認めるなんてありえないね。「良かったな」「家一番の出来損ないがラッキーで人生救われて(笑)」…それで終わりさ」

知らなかった家庭事情に皆は黙り込む

「昨日初めて親に成績の報告ができたよ。クラストップではなかったけどそれでも上位の成績を取って…E組から抜けれる事」

《頑張ったじゃないか。首の皮一枚つながったな》

その(・・)一言をもらうためにどれだけ血を吐く思いで勉強したか!!……赤葦さんからすれば小さな事かもしれないけどね」

『…!!それは人それぞれじゃないの。わざわざ私の事と比べなくていいでしょ』

「…そうだね。僕にとっては地球の終わりより百億よりも、家族に認められる方が大事なんだ
裏切りも恩知らずもわかってる。君達の暗殺が上手くいく事を祈ってるよ」

そのまま去る竹林を渚くんが追いかけようとしたが、神崎さんに腕を捕まれ止められた

「…神崎さん」

・→←・呪いの時間



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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:恋愛
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ヒビヤ(プロフ) - みこさん» コメントありがとうございます!!少しづつですが頑張って更新していきます!これからも応援よろしくお願いします!! (2022年9月26日 20時) (レス) id: e1dfed361c (このIDを非表示/違反報告)
みこ - めっちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました!!更新頑張ってください! (2022年8月26日 3時) (レス) id: d95e95d542 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒビヤ | 作成日時:2022年8月7日 16時

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