先生の言葉 ページ28
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あれからものの数分で救急車が到着し、Aちゃんは病院へと搬送された。僕も同伴したいところだったけれど、それ以上にかっちゃん達のことが気がかりでしかたなく倉庫に戻った。
「 かっちゃん！轟君！… って、相澤先生！？
それにヒーロー達も！！！ 」
倉庫には騒ぎを聞きかけつけた警察やヒーロー達が集結していた。そして、ボロボロになった2人の姿も。
「 クソデクてめぇ…Aは無事なんだろうな 」
「 うん…さっき救急車で搬送されたところ。出血は多いけど意識もあるし命に別状は無いと思う 」
「 なら一安心だな 」
僕に続いてそういう轟君も、余裕のなさそうな表情をしていた。
2人に頑張らせてしまった分、今度は僕が…！
そう思いヴィランに向かおうとした瞬間、個性が無効化される
「 っ！相澤先生！！ 」
僕とかっちゃん、轟くんを3人同時に纏っている布で拘束する。相澤先生の表情は恐ろしいくらい怒りに溢れていた
「 お前ら自分が何をしたかわかってるんだろうな 」
グ、と歯を食いしばり俯く。
反抗する言葉も見つからなかった。
「 これだけのことをしたんだ、お前ら3人には然るべき処罰を与える。覚悟しておけ 」
そんなの覚悟の上だった。
それはかっちゃんや轟君も同じだろう。
スルスル、と僕らを拘束していた布がゆっくり離れていく。
「 だが、それは後の話だ 」
「 … 、先生 」
「 こっちは俺たちヒーローに任せろ。お前ら3人は
癒入のところに行ってやれ 」
先ほどとは打って変わり軽く笑顔を見せながら
そう言えば交戦中のヒーロー達へ走っていった先生。
僕たちは迷うことなく、その場から駆け出し病院へと向かう。
… 相澤先生には感謝してもしきれないな
「 おい緑谷、癒入の居る病院は 」
「 西区の総合病院！！ 」
「 ならこっちのが早え 」
「 え？ちょ、轟君！ 」
僕を先頭に走り続けていると、
轟君が前に立ち違う道で進みだす。
どうしてそんなに詳しいんだろうか、
「 俺の母親と同じ病院だ 」
僕の気持ちを察したかのようにそう言った轟君。
そうか、だから詳しいのか…！
それなら安心して任せられる。
そこからは誰も口を開くこともなく走り続けた。
普段からは考えられないほどに無口なかっちゃん。
相当心配しているんだろう。
Aちゃん、どうか無事でいて…！
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
