緑谷先輩 ページ14
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爆豪先輩に言われた通りに無理しない程度で授業を終えあっという間に放課後。なんだか凄く寂しかったので親友を抱きしめておいた。
「 きゅ、急に何 … 」
そう言いながらも抱きしめ返してくれるから余計に寂しくなったのは秘密。
そして、先日の空き教室へと荷物を背負い向かう
相変わらず広い校舎を重たい荷物を背負って歩くのはなかなかしんどかった。普通に疲れる。
「 あれ、Aちゃん？ 」
「 緑谷先輩！ 」
後ろから声をかけられ振り向くと同じく荷物を手に持った緑谷先輩が笑顔で立っていた。… かわいい。
「 凄い重たそうだけど、少し持とうか？ 」
「 いえ！大丈夫です！ 」
「 そう？無理はしないでね 」
キラン、と効果音でもつきそうなくらい眩しい笑顔を向けられる。こりゃあファンも増えるわけだ。
他愛もない話をしながら教室へ向かうと急に持っていた荷物が軽くなった。
「 え、あ、え！？ 」
「 見てて見苦しいわ 」
爆豪先輩が私の荷物を全て取り上げていた
それも軽々と。
「 いいです自分で持てます！！ 」
「 おっせーんだよチンタラ歩きやがって！！さっさといけやクソガキが！！！！ 」
そう言いズカズカと前を歩いて行ってしまう。
優しいんだけどなあ〜素直じゃなさすぎる。
でもそんなところも、好き
はあ〜〜〜。好き！！
「 もしかしてAちゃんってさ 」
「 はい？ 」
「 かっちゃんのこと好きだったりする？ 」
勘違いだったらごめんね、と頬を人差し指でかきながら言う。なんでばれたの … ？エスパーとか？
「 え、いや、えっと 」
「 その反応ってことは 」
「 あー … 、はい、その、す、好きです … 」
なんか爆豪先輩の友達に言うってなるとすっごく恥ずかしくて戸惑いながらも頷く。自分でも頬に熱が集まるのが凄くわかっていた。
「 やっぱりそうだったんだあ、かっちゃん見てる時のAちゃん凄い乙女の顔してるからさ 」
「 え、それほんとですか？ 」
「 うん。もう好きですって顔に書いてあるみたい 」
にこにこしながら話す緑谷先輩はかっちゃんも気付いてるんじゃないかな？と付け足す。
そんな顔に出てたんだ …
「 僕応援してるからね 」
ぽんぽん、と優しく頭撫でてくれる緑谷先輩。
まるでお兄ちゃんみたいだった。
モテるだろうなあ
そんなことを考えていればあっという間に空き教室へ到着した。
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
