42 ページ43
家に帰ると、客間のほうから人の気配がする。
生まれ変わっても一人だった私に、家で帰りを待っている家族はいないし、相棒であるハクとも違う。
忍び足で進み、襖を開けると、そこには無一郎が二人いた。
『は、』
「あ、おかえり、A」
「お邪魔してます」
いまだかつてない恐怖を感じるんだけど。なんでいんの、しかも二人。一人でお腹いっぱいだけども。
「おい、無一郎、ほんとに大丈夫か」
『…あれ、』
「あぁうん、僕より弱いし。力も頭も」
『ちょっと黙って』
よくよく声を聴いてみるとわかる。無一郎の声じゃない。
一度気づいてしまうと違和感は次々見えてきた。
礼儀正しく座っているし、(無一郎と違って)
お邪魔してますって言ったし、(生意気昆布は絶対言わない)
何より大丈夫かって私の心配をしたし。(一番の理由)
「僕の兄さんだよ。まだ紹介してなかったと思って」
「時透有一郎です。初めまして、緋神さん」
『緋神A。よろしく。…もしかして双子？』
「うん、そうだよ」
ほう、と眺めてみると、確かにぱっと見では同じ顔に見える。でも、やっぱり人格の違いが顔に出てる。
「緋神…さんは、無一郎の先輩だったと聞いてます」
『敬称も敬語もなくていいよ。礼儀正しい無一郎は怖い』
「へぇ、言うようになったね、伊黒さんにも報告しておくよ」
『やめて』
そう、私先輩のはずなの。こんな舐められていいもんじゃないはずなんだけどなぁ。
『先輩だったけど、部下だった。ほんとに、無一郎のが強かったし』
無一郎は凄く優秀な剣士だ。
刀を握って二か月で柱とかおかしいでしょ、と知り合いの隠(後藤)と頬を抓りあった記憶は鮮明に残っている。
でも、保護されてからしばらく、無理のある鍛錬をして、掌は豆だらけで、ボロボロだったと聞いた。
無一郎は天才だけど、その才能以上に物凄い努力をしていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
爆豪のタンクトップ
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぐひらめ(プロフ) - 顎！さん» うわぁ、すみません、言われてみれば、確かに…！何分、原作も手元になく、アニメで見た知識をうろ覚えで書いていたので、このようなミスが目立ってしまい、申し訳ないです…！修正しておきますね！ご指摘、ありがとうございます！！ (8月22日 16時) (
レス) @page26 id: 63e1c883be (このIDを非表示/違反報告)
顎！ - 騎馬戦のチームって轟のとこに上鳴いませんでしたっけ？ (8月22日 16時) (レス) @page25 id: baae4f81da (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ(プロフ) - 遅くなってしまい、申し訳ございません！ご指摘ありがとうございます！正しくはガイダンス、でしたね…直しておきます！ (2023年2月18日 12時) (レス) @page3 id: 3f318045dc (このIDを非表示/違反報告)
sakuya(プロフ) - エントランスは玄関の事では無かったでしたっけ？ (2023年2月8日 16時) (レス) @page3 id: 747f4d75c0 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - しうさん» そう言って頂けてとてもうれしいです！今なら空も飛べます！！上空をご覧ください、ふぐひらめがいます(笑)。あ、下記のidとは違うかと思われますが、下記のものは3DSから、これはPCからコメしているだけなので気にしないでください！ (2022年9月19日 14時) (レス) @page46 id: 3f318045dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふぐひらめ | 作成日時：2021年2月6日 21時
