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緋神side
『う"っっ……』
悲鳴をあげる節々を無理矢理動かし、体を起こす。
窓の外を見れば、もう夕方だった。完全に寝過ぎた。
ガラリ、とドアの開く音がして、そちらに目を向けると、しのぶが、立っていた。
「あら、目覚めましたか」
約百年前に見た笑顔よりも幾分か自然な笑顔で綺麗に笑うしのぶを見て、また視界が歪んだ。
『し、しのぶ…………』
「はい、私です。…そんな顔をしなくても、ちゃんと生きてますよ」
困った様に笑うしのぶの背後から、ヌッと現れたのは冨岡だった。
「…無事か」
『無事だよ…冨岡こそ…おま、腕生えてんじゃん………』
「ああ」
最期に見た冨岡は、片腕が無かった。
さらに次々と現れたのは、昔懐かし鬼狩りの仲間達。
「Aちゃん！良かった気がついたのね〜！」
『待ってそんな絞めないでようやく取り戻した意識また飛ぶから』
相変わらず加減のできない蜜璃もあらやだごめんなさい！といつも通り離れる。
…そう。いつも(･･･)通り。
『うっ、ううぅぅ………』
「うそ！泣くほど痛かったの！？」
ごめんなさい〜！と焦る蜜璃に、違うの。と声を掛ける。
『本当さ……しのぶは知らない所で勝手にいなくなるし……』
「おや、あれでも頑張ったんですよ」
『冨岡の腕はなんか取れてたし……』
「…………。」
『玄弥も無一郎も、目六つあるやつと闘おうとして、私吹っ飛ばすし……』
「まぁ、僕のが強いし」
「す、すみません………」
『みんな、気付いたときにはボロボロか既にいないかで……』
どこにも、私はいなかった。
大切な人を、看取れなかった。
知るのはいつも、取り返しがつかなくなってからだった。
ボロボロと涙を落としながら話す私の背中を優しく擦ってくれたのは煉獄さん。
『煉獄さんも……ごめんなさい。私が、もっと現場の近くに居れば……』
「…もう、泣かないでくれ」
眉を下げて君は悪くない。とふわりと笑う煉獄さんに、また涙が溢れてくる。
『大体、何で皆一緒なの、』
寂しかったんだけど。と善逸の腹をド突く。呻き声が聞こえたのは幻聴だ。
「何でも何も、お前が来ないからだろう。俺達とて、お前を探していた。コイツもだ」
そういう師範の肩に乗っていたのは、前世の相棒、鎹烏の白(ハク)。
『白…白ぅぅ』
「Aー！オマエ、勝手ニ死ニヤガッテー！」
『ごめん…』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
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ふぐひらめ(プロフ) - 顎！さん» うわぁ、すみません、言われてみれば、確かに…！何分、原作も手元になく、アニメで見た知識をうろ覚えで書いていたので、このようなミスが目立ってしまい、申し訳ないです…！修正しておきますね！ご指摘、ありがとうございます！！ (8月22日 16時) (
レス) @page26 id: 63e1c883be (このIDを非表示/違反報告)
顎！ - 騎馬戦のチームって轟のとこに上鳴いませんでしたっけ？ (8月22日 16時) (レス) @page25 id: baae4f81da (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ(プロフ) - 遅くなってしまい、申し訳ございません！ご指摘ありがとうございます！正しくはガイダンス、でしたね…直しておきます！ (2023年2月18日 12時) (レス) @page3 id: 3f318045dc (このIDを非表示/違反報告)
sakuya(プロフ) - エントランスは玄関の事では無かったでしたっけ？ (2023年2月8日 16時) (レス) @page3 id: 747f4d75c0 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - しうさん» そう言って頂けてとてもうれしいです！今なら空も飛べます！！上空をご覧ください、ふぐひらめがいます(笑)。あ、下記のidとは違うかと思われますが、下記のものは3DSから、これはPCからコメしているだけなので気にしないでください！ (2022年9月19日 14時) (レス) @page46 id: 3f318045dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぐひらめ | 作成日時：2021年2月6日 21時
