今日:2 hit、昨日:24 hit、合計:17,655 hit
小｜中｜大
番外編＜轟母との面会＞其ノ壱 ページ1
一度母に会ってみてほしい。
体育祭にそういわれていたが、随分と時間がたってしまった昨日、轟からお誘いがあった。
土曜、空いてるか？
私は大抵の休日は鍛錬をするか寝ているかの二択なので、空いている、と首を縦に振った。
さて。今日が件の土曜日であるが、待ち合わせ場所に行ってみれば、既に来ていた轟が、その…ないすばでぃ？の女性三人組に絡まれていた。
「雄英の轟君だよねー！一人で何してるの？」
「体育祭かっこよかったよ！良ければ私たちと一緒にお茶しよ？」
「イケメンは私服までイケメンだなぁ！ね、ヒーロー科の話聞かせてよ！」
「いや、人を待ってるんで…」
「え！もしかして他のヒーロー科の子！？じゃぁその子も一緒でいいからさ、」
どれだけ轟と仲良くしたいんだ。ヒーロー志望だったのかな。(そうじゃない)
困ったように眉根を寄せる轟を見て、すかさず背後から近寄った。
『悪い、待たせたな』
「！いや、大丈夫だ。行こう」
さっさと歩きだそうとする轟をみて、急に現れた私に驚いていた女性たちはハッとし、声を上げる。
「雄英の、三位だった子だよね？待ってたって、この子？付き合ってるの？」
なんでそうなるんだ・・・。
はて。困ったぞ。私はこういう人を相手取ったことがないのでどう対処すればいいのか皆目見当がつかない。
隣の轟を見上げると同時に、轟が口を開く。
「はい。俺のです。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふぐひらめ | 作成日時：2022年11月19日 22時
