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私を安心させようとしてるのか
亜嵐くんはいつ、私のことを好きになったか話してくれてる。
話の間に私の頭を撫でてくれたりして、
亜嵐くんは優しさの塊なんじゃないかって思った。
亜「…………俺はさ」
「ずーーーーと(名前)が玲於にアタックしてるのを見てたから」
「どれだけ玲於が好きなのかも知ってるから」
「今の俺と玲於どっちがいい??って聞いたら」
「俺はさ、玲於のほういっちゃうんじゃないかって。」
「不安になる。」
「でもね、俺、やっぱり(名前)大好きだから」
「たとえ、また玲於が気になってきたとしても」
「俺は、(名前)だけだから」
「安心しな?」
……どれだけ辛いと感じたんだろう、亜嵐くんは。
私だって片想いは辛かった。
逃げたかった。
縋りたかった。
亜嵐くんは一人で頑張ってたんだ。
冷静に考えれば考えるほど
これから何をすべきか分かってくる。
今、私がやるべき事はただ一つ
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亜嵐くんを抱きしめることだよね
亜「...初めて(名前)から抱きついてくれた」
あ「私ね」
「亜嵐くんが一番だよ」
「大好きなの」
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作者名:片寄 | 作成日時:2017年1月11日 2時