再会2 ページ5
考え事すると周りが見えなくなるんだよね…
その場に立ち尽くしていると後ろから話しかけられる。
「………ここでなにしてんの?」
主「あっ、すみませんっ」
そう言いながら振り返るとそこには
「わっ、玲於さん…!」
玲於「……また迷子?」
「そうなんです!また逸れちゃって…」
玲於「いや、もぅさぁ。わざとでしょ。」
「違いますよぉ、ちょっと考え事していて…」
玲於「ふーん。 何考えてたの?」
「いや、それは…えっとーー」
玲於「……どーせ、片寄のファンだろ」
「いや、そういう訳では…」
玲於「涼太くんだけしか見てなかったのに…?違うんだ。」
そう言いながらゆっくり私に近づいてくる
「えっとー、見てたんですか…?」
玲於「……………」
玲於くんがどんどん近づいて来る。
「玲、於…さん?」
トンっ
後ろに下がると、そこは壁で。
真っ直ぐ私を見つめる玲於くんから
視線がそらせない。
玲於「………じゃあなんで涼太くんだけ見てたの? 」
「それは、その…たまたまで…」
どうしよう、逃げれない。
玲於「ふーん、たまたまねぇ」
そう言うと、顔が近くなる。
玲於「…勘違いしない方がいいよ。」
「どういう…意味ですか?」
玲於「涼太くんはねぇ、みんなに優しいの。自分だけ特別みたいな顔されても。」
そうだ。言われてみれば。
私1人で浮かれてた。
涼太くんと仲良くなれたって勝手に思ってた。
私が何も言えずにいると
涼太「あっ、いたいたー!探したよー玲於」
主「涼太くん…」
玲於「…………」
涼太「玲於、何怖い顔して。あれ?Aちゃんもいたの?」
主「あのっ。私そろそろ行かないと…」
私は逃げるようにその場から歩き出すと
涼太「え?待ってよ。」
そう言いながら私の腕を掴む。
玲於くんからの視線が痛い…
主「ごめんなさいっ」
私は涼太くんを振り切って走り出す。
涼太「え?なんで…? 玲於、Aちゃんになんか言った?」
玲於「いやーなんも言ってないよ?」
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美紀 - この小説最高です完結おめでと (2018年1月18日 16時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
☆Yuki★ - 3人のパターンは、初めてです!!とても面白かったです。 (2018年1月8日 15時) (レス) id: 4d7798c568 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます!まだまだ慣れていませんが…なるべくたくさん更新できるように頑張ります! (2017年12月31日 10時) (レス) id: 0190272664 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - LDHグループ大好きですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2017年12月31日 8時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さや | 作成日時:2017年12月31日 1時