21 幸せな朝(和side) ページ21
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和「ん…」
目が覚めるとすぐ近くにAの顔…
時計を見ると朝の5時半……
和「早いな…」
昨日はお互い離れられなくて、結局同じベッドで寝た
普段はAのほうが起きるのが早いから寝顔はなかなか見られない
そんな些細なことでとてつもない幸せを感じる
目に掛かっている髪をよけるとAがゆっくりと目を開けた
和「おはよ…」
あ「ん…今日は見れなかった…」
和「何を?」
あ「和の寝顔…」
え…
起き抜けでそんな可愛いことを言ったAを抱き寄せて
和「今日ぐらい譲って?」
あ「うん」
そうだって今日は
気持ちが通じてからの最初の朝だから…
俺を見てAが優しく微笑む…
和「なに?」
あ「幸せだなぁって思って」
こいつは…
わかっててやってるんだろうか
もし無自覚なら相当にたちが悪い
ほんの少しイラついてちょっとした仕置に深くキスした
あ「ん…っ」
もうこの時点ですでに俺のほうが負けている
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作者名:にのもと | 作成日時:2021年1月16日 1時