54話 ページ7
ーツナsideー
「山本…」
不安を露わにして呟く。
血だらけで戦う山本が痛々しくて見ていられない。
相手のロン毛は完全な殺し屋。殺しを専門として生きてきた大人相手に勝てるのか。
信じたい。勝った未来が待っていることを。
顔を青くしてモニターを眺める俺の横で、俺よりも不安そうな顔をしている彼女がいた。
だが……
「…？どうした、A」
様子がおかしい。
確かにもともと小鳥遊は血というそれが苦手だ。
けど……息が荒く、冷や汗を流している。
「リボ……さ、
あの…すいませ」
謝罪を口にすることすらできず、彼女は倒れた。
「……！？た…小鳥遊！？」
苦しそうな顔をしている。
居心地の悪そうな…
「小鳥遊」
「う、あ」
！気が付いた…？
「小鳥遊！！！」
必死に呼びかけることで小鳥遊は目を覚ました。安心してため息をつく。
それから彼女は語った。
長く、終わりの見えない最悪の夢を見ていたという話を。
俺はそれを聞いて、彼女に対して訳の分からない感情を抱いた。
いや、正しくは、俺はその感情の名前を知らない。
続く (更新停止中)
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聖香(プロフ) - ありがとうございます！投稿亀更新ですが、これからもどうかよろしくお願いします！なるべく早く投稿できるよう、頑張ります！(｀・ω・´) (2019年5月18日 12時) (
レス) id: 0c802fd0d8 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます (2019年5月16日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柏 | 作成日時：2019年4月8日 15時
