大好きだよジョングク (ページ38)

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嘘ページ38

マネージャーさんが戻ってから、ジョングクへ電話をする。

「ヨボセヨ？ヌナどうしたの？」

まゆ「ジョングク、ごめんなさい。オンマが自転車で転んで怪我をしたの。慌ててマンションを飛び出して実家にきちゃって。
ごめんね、バムちゃんとウォルのお世話を事務所の方にお願いして貰えるかな？
オンマ、しばらく足が折れて動けなくて手伝わなきゃなの。」

「大丈夫なの？怪我は骨折だけ？他は大丈夫？」

優しく聞いてくれる事で、つい気が緩み涙ぐんだ。

まゆ「ん、大丈夫。骨折だけなんだけど、びっくりしちゃって。ごめんね、しばらくマンションと自宅を留守にして実家にいます。
また連絡するから。忙しいのにごめんなさい。」

電話を切ってから、涙が後から後から流れてくる。

ジョングクに嘘をつかなくてはいけなかった事、ジョングクの傍に居られない事、そして1人で外出した所を狙われて刃物で切りつけられた事。

苦しかった。ただ好きで、大好きで一緒にいるだけなのに、ワールドスターの彼女だからとこんな仕打ちを受けるとは思わなかった。

いや、予測するべきだった。

自分で自分を守る為にネットスーパーにしたハズなのに、つい油断したわたしが悪い。。。

犬達は事務所の方がお世話してくれるし、病院で危険な事はないだろうから、傷を早く治さなきゃ。

傷口は25針縫った。
きっと傷は残るだろう。

この先の事はどうすればいいのかゆっくりと考えよう。入院中は時間がたっぷりあるのだから。