大好きだよジョングク (ページ17)

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お試しページ17

そのままジョングクの家に向かう。
バムちゃんとウォルの足を拭き、リビングへ向かう。

ダイニングテーブルに向かい合って座った。

「何を整理したかったんですか？」

まゆ「私があの日、パトカーに乗った日…
コンビニへ行く途中から付けられていたの。
急いでコンビニに入って、もう大丈夫だろうと安心してレジに並んでいたら、後から腕を回され胸を…胸をね…

悲鳴上げてしゃがみ込んだら、女性の店員さんが色々と手配してくれたんだ。
ジョングクがパトカーに乗り込む姿を見たのは、帰りに警察官に送って貰う所だったの。」

真剣な顔で話を聞くジョングクに、私も言葉に詰まりながら説明して行く。

まゆ「あの後、家に来てくれた時、私はあなたにすがって泣いてしまったでしょ？
それが、、、それがね、とても私にはショックだったの。。。

自分が弱く、差し伸べられた手を握りすがってしまったと。あなたに期待をしてしまう自分が惨めだった。。。
だから、だから距離を置こうと考えたんだ。」

「なんで差し出した手を握ったらダメなの？ヌナだから僕は助けたかったし、心配だった。」

まゆ「私はまだジョングクが好きなの。。。あんな風にされると期待してしまう自分がイヤで許せなかった。きちんと友達としてやって行ける覚悟が出来ないと、ジョングクと過ごすのもツラいから…」

我慢していた涙が溢れてくる。
考え込んでいるジョングクに期待してはいけない。
そう思うと更に涙は止まらなくなる。

まゆ「ごめんね、重いのは分かってる。今までありがとう。」

そう言って立ち上がり、ウォルを抱き上げた。

「ヌナ、待って。」

慌てて立ち上がるジョングク

「僕がヌナが好きなのは間違えじゃないと思う。それが愛なのか友情なのかハッキリさせようよ。
もしそれでも僕に友情しかなかったら、もう会うのは辞める。ヌナには負担しかないけど、今すぐ会わなくなるのはイヤなんだ…
ダメかな？こんなの自分勝手なのはわかってるけど…」

まゆ「分かった。私もハッキリ振られる方が良いのかもしれないから、期間を決めよう。半年間。長いかな？3ヶ月にする？」

「半年間でやってみよう。」

そう話し合って半年間のお試し交際を始める事にした。