大好きだよジョングク (ページ12)

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コンビニページ12

彼の家からはコンビニまで5分。

何を買おうか考えながら歩いていると、後から人の気配がする。
怖くなり早足でコンビニに急ぎ、店の明かりを見た時はホッとした。

店内でアイスと彼の好きなお菓子をカゴに入れてレジに並ぶ、急に後から手が伸びてきて胸を揉まれた。

悲鳴を上げた時には痴漢はもう店から走り出て居た。

女性の店員さんが慌てて、しゃがみ込んだ私に駆け寄り、事務所に連れていってくれた。

いきなりで怖かった。いい歳して涙が止まらなかった。

店員さんは警察に連絡してくれ、その場で事情聴取をされる事になった。

警察を待っていると携帯が鳴った。

「ヌナ？アイス悩んでるの？なんかあった？」

心配そうに連絡してきたジョングク。

まゆ「ぐずっ。。。ううん、だ、だいじょうぶ。。。今日はウォル預かってくれる？このまま帰りたい。」

「え？なんかあったでしょ？今すぐ行くから待ってて。」

まゆ「来ないでッッ!!ダメ絶対に来ないで!!困るから。来たらもう絶対に遊びに行かない。」

そう慌てて電話を切った。

こんな警察やお客さんがたくさんいる中に彼を呼ぶ事はできない。
自分だけで処理しなきゃ。と必死で気持ちを保っている。

パトカーが到着して、もろもろの事情と防犯カメラの確認を済ませ警察官に自宅まで送ってもらった。

玄関に入ると涙が溢れた。
別に私も経験がない訳ではないし、1年前までは彼氏もいた。

でも痴漢とその行為は一緒じゃない。

怖かった。いきなり胸元に手が回ってきて怖かった。
その日は眠れない夜を、必死で目をつぶり寝ようと努力した。